【東村山】タグに関する記事一覧

前回は推定の及ばない嫡出子について説明しました。 今回もその続きです。 もう一つの事件は夫は妻が出産する9か月前から別居状態になり、その以前から性交渉はなかったものの、別居後に性交渉をする機会があったほか婚姻関係が継続していることに基づきて婚姻費用の分担...

前回は推定の及ばない嫡出子について説明しました。 今回はその続きです。 婚姻関係が存続したうえで妻が懐胎した場合であっても、夫の子ではない客観的事実がある場合、夫にとってその出産された子は嫡出子としての推定が及ばないことは前回取り上げたところです。では...

前回は嫡出否認の訴えについて説明しました。 今回は推定の及ばない嫡出子についてみていきます。 子の推定の及ばないとはどういう意味でしょうか? 婚姻中の夫婦から出生した子は母は分娩の事実から親子は確定します。(但し現代では代理母等からそう言い切れなくな...

前回は夫は嫡出否認の訴えを提訴することができることを説明しました。 今回もこの続きです。 法律婚から生まれた子であっても妻の場合は分娩の事実から親子関係は確定しますが、夫の場合は推定にとどまるので嫡出否認の訴えを提訴することができます。そのため子の訴え...

前回は嫡出子の推定が働く規定について説明しました。 今回はその続きです。 法律婚から生まれた子であっても嫡出子が確定するわけではなく、推定が働くに過ぎないことは前回説明しました。そして夫は出征を知った時から1年以内であれば自分の子ではないことを訴えによ...

前回から親子関係について説明しています。 今回もその続きです。 親子関係は大きく分けて2つの区分に分けることができ、法律婚から出生した場合と養子縁組の場合は嫡出子、法律婚以外から出生すると非嫡出子となるのは前回説明しました。このような区分を設ける意味は...

前回は内縁の解消について説明しました。 今回は法律婚と事実婚の競合についてみていきます。 法律婚が解消されないまま、事実婚が続いた場合他方内縁配偶者が死亡するとどのような効果が発生するのでしょうか?仮に事実婚状態の夫Aと妻BがいたとしてAには法律婚配偶者の...

前回は内縁の解消による効果について説明しました。 今回もその続きです。 内縁の解消が相手方の死亡による場合、財産分与の法理を持ち込むことは相続と混同してしまうので採用することは出来ないことを前回説明しました。確かにこれを認めると相続法理がおかしくなって...

前回は内縁の不当破棄について説明しました。 今回もその続きです。 内縁関係を不当に破棄すれば損害賠償を請求できることは前回の内容です。では内縁関係の不当破棄に第三者が関与していた場合第三者の責任はどうなるのでしょうか? 例えば事実婚状態に入った息子夫...

前回は人格的効果について説明しました。 今回は財産上の効果について説明します。 「財産分与」という言葉を耳にすることも多いかと思われます。 離婚とは婚姻契約の解消です。 婚姻は夫婦別産制が原則でした。しかし夫婦のいずれかに属するか明らかでない財産は...