【相談】タグに関する記事一覧

前回まで遺産分割の当事者について説明しました。 今回は遺産分割の対象となる財産について説明します。 遺産分割のためにはまず分割の対象となる財産の範囲を確定してそれを評価しなければ分割の協議はできません。また不動産を賃貸に出していれば単に不動産の価値だけ...

前回は遺産分割の当事者について説明しました。 今回もその続きです。 さて民法には「死後認知」の制度があります。 これは生前父が子を認知していない場合子、その直系卑属又はこれらの者の法定代理人が父の死亡後3年以内であれば裁判によって親子関係を認めてもらう...

前回は遺産分割の当事者について説明しました。 今回はその続きです。 さて共同相続人の一人が行方不明である場合、相続人全員が関与しなければならない遺産分割の協議は開くことはできないのでしょうか? 民法はそのような事態に備えて不在者の財産管理制度を設けて...

前回は遺産分割の手続きについて説明しました。 今回はその続きです。 遺産分割の当事者として相続人等が該当することは前回説明しましたが、胎児はどう扱われるのでしょうか? 実は胎児は相続に関しては生まれたものと「見做し」、相続人として扱われます。実は登記...

前回は「寄与分」の定め方について説明しました。 今回から「遺産分割」について説明します。 さて、被相続人が特に遺言で遺産について意思を示していなければ、共同相続人は法定相続分を元にここの財産を具体的に分けていく必要が出てきます。 これらの話し合いを「...

前回は「特別の寄与」について説明しました。 今回は「寄与分確定の手続き」について説明します。 寄与分はまず共同相続人間の協議で定めることが原則となります。 但し協議が調わず又はできないときは家庭裁判所が寄与者の請求により、寄与の時期、方法及び程度相続...

前回は「寄与分」について説明しました。 今回は「特別の寄与」について説明します。 被相続人の財産の維持・増加につき「特別の寄与」がある相続人に対し「寄与分」は認められますが、その「特別の寄与」とはどのようなものでしょうか? 具体的には ①「被相続人の...

前回は遺留分の侵害を「知ったとき」について説明しました。 今回は遺留分の「放棄」について説明します。 さて遺留分の「放棄」とはどのような制度でしょうか? 実は相続開始前に遺留分を持つ推定相続人は「家庭裁判所の許可を得て」遺留分の放棄をすることができま...

前回は遺言の撤回について説明しました。 今回は「遺留分」について説明します。 遺言者は自らの財産を生前と同様に「遺言」によって処分することが可能です。がその遺言による処分を無制限に認めることが社会通念上正しいのでしょうか? 例えば夫が死亡し、愛人に財...

前回は「遺贈」と「死因贈与」の違いについて説明しました。 今回は遺言の「撤回」について説明します。 遺言者が遺言を書いたのちに心境の変化や身の回りが変わってしまうこともあることから、民法は遺言の方式に従えばいつでも撤回が可能と規定しています。(民1026)...