【名古屋】タグに関する記事一覧

前回は夫は嫡出否認の訴えを提訴することができることを説明しました。 今回もこの続きです。 法律婚から生まれた子であっても妻の場合は分娩の事実から親子関係は確定しますが、夫の場合は推定にとどまるので嫡出否認の訴えを提訴することができます。そのため子の訴え...

前回は嫡出子と非嫡出子の違いについて説明しました。 今回のその続きです。 法律婚から生まれた子は嫡出子、それ以外は非嫡出子となることは前回も取り上げました。 しかし、法律婚から生まれた子は当然に嫡出子の身分を得るのでしょうか? 実は法律婚から生まれ...

前回から親子関係について説明しています。 今回もその続きです。 親子関係は大きく分けて2つの区分に分けることができ、法律婚から出生した場合と養子縁組の場合は嫡出子、法律婚以外から出生すると非嫡出子となるのは前回説明しました。このような区分を設ける意味は...

前回は内縁の解消の効果について説明しました。 今回から親子関係についてみていきます。 実は親子関係には法律上大きく分けて2つの区分に分けることができます。 一つ目は親子は通常であれば婚姻を経て出生して成立します。この場合の出生した子は夫婦の「嫡出子」...

前回は内縁の解消について説明しました。 今回は法律婚と事実婚の競合についてみていきます。 法律婚が解消されないまま、事実婚が続いた場合他方内縁配偶者が死亡するとどのような効果が発生するのでしょうか?仮に事実婚状態の夫Aと妻BがいたとしてAには法律婚配偶者の...

前回は内縁の解消による効果について説明しました。 今回もその続きです。 内縁の解消が相手方の死亡による場合、財産分与の法理を持ち込むことは相続と混同してしまうので採用することは出来ないことを前回説明しました。確かにこれを認めると相続法理がおかしくなって...

前回は離婚の効果について説明しました。 今回は内縁について説明します。 内縁とは事実上婚姻状態と同じ生活を営みながら、法律上の要件である婚姻届を提出していない男女の関係を指します。この場合相手方を事実婚配偶者と呼びます。この事実婚状態に至っているのには...

前回は養育費について説明しました。 今回はその続きです。 父と母が離婚時に未成年の子に対する養育費を請求しない旨の合意を交わした場合、その合意の効力はどうなるのでしょうか。 民法881条に「扶養を受ける権利は、処分することができない」と定めれらていま...

前回は財産分与の決定と実現について説明しました。 今回は離婚に伴うこの扱いについて説明します。 未成年の子がいる場合婚姻中は夫婦は共同親権共同行使の原則がありました。婚姻を解消するとなれば夫婦で無くなるので共同行使はできなくなります。そこで離婚に際し配...

前回は財産分与の決定と実現について説明しました。 今回はその続きです。 家裁の審判で財産分与を定めるときは婚姻中の一切の事情を考慮して定めるとされてます。例えば婚姻中の一方配偶者の婚姻費用の分担義務を怠っていた場合財産分与にそれを含めることも可能です。 ...