【判例】タグに関する記事一覧

前回は「遺贈」と「死因贈与」について説明しました。 今回はその続きです。 さて非常に似通っているこの二つの制度どのような違いがあるのでしょうか? 実務上大きな違いが贈与する財産が不動産である場合、遺贈については「仮登記」ができないのに対し、死因贈与な...

前回は遺言書における遺言事項について説明しました。 今回は「遺贈」と「死因贈与」の違いについて説明します。 まず「遺贈」とは遺言者が遺言によって自らの財産を他人に「一方的に」与える行為でその他人を「受遺者」と呼びます。また遺贈には「特定遺贈」と「包括遺...

前回は遺言事項について説明しました。 今回はその続きです。 さて②の相続以外の財産処分とは、ァ遺贈に関する事項ィ財団法人設立の定款ゥ信託の設定等で直接相続には関係しませんが、遺言者の死亡により遺言者の財産を拠出できるものであり、特に遺贈は相続人にも為し得ます...

前回は遺言の内容について説明しました。 今回はその続きです。 前回遺言事項を4つのカテゴリーに分類できると説明しました。 その具体的内容を見ていきます。 まず①相続の法定原則の修正とは、相続において民法は被相続人の意思を優先しています。その意志を形に...

前回まで遺言の方式について説明しました。 今回は遺言の具体的な内容について説明します。 さて、遺言はその方式に反しない限り、内憂自体はどのようなことを書いても構いません。例えば子供たちに兄弟仲良くしろとか、メッセージを残すことも当然できます。けれど遺言...

前回は特別方式の遺言の危急時遺言の方式について説明しました。 今回は「隔絶地遺言」の方式について説明します。 伝染病により隔離された者の遺言(伝染病隔離者遺言)と船舶中にある者の遺言(在船者遺言)をあわせて各雑地遺言と呼びます。一般社会と自由な交通が法...

前回は「秘密証書遺言」について説明しました。 今回は「特別方式」による遺言の仕方を説明します。 「特別方式」による遺言は大きく分けて「危急時遺言」と「隔絶地遺言」に分けられます。 今回は危急時遺言の説明をします。 危急時遺言とは遺言者に死の危険が差...

前回は「公正証書遺言」について説明しました。 今回は「秘密証書遺言」について説明します。 この遺言はその存在を公証人や証人に明らかにしながらその内容は秘密にできる方式の遺言になります。 具体的には ①遺言者が遺言書に記名押印し(遺言書自体にはそれ以外...

アメブロの調子が悪いみたいなのでもう一度投稿します 前回は「自筆証書遺言」について説明しました。 今回は「公正証書遺言」について説明します。 「公正証書遺言」とは、遺言者が証人2人の立会いの下「公証人」と呼ばれる公務員に対し遺言の趣旨を口授して公証人...

前回は遺言の全体像について説明しました。 今回は「自筆証書遺言」について説明します。 この遺言は満15歳以上で意思能力があれば誰でも簡単に作成することができます。 まず遺言者がその全文、日付、氏名を「自筆」し「押印」するだけで完成します。が手軽さが故...