【司法書士よどがわ事務所】タグに関する記事一覧

前回は労災保険と労基法の関係についてみていきました。 今回もその続きです。 労基法上の業務上の災害による使用者責任は具体的には、被災労働者の平均賃金日額の1000日分と定められています。この額は労基法上の要請ではない通勤災害でも同じです。そして労災保険...

前回は労災保険と労働基準法の関係についてみていきました。 今回はその続きです。 労災保険は労基法上の労働者に対する使用者責任の肩代わりをすることは前回みていきました。そのため遺族年金等に遺族「補償」給付となります。けれど労基法上の使用者責任は業務上のも...

前回から労災保険についてみていっています。 今回もその続きです。 業務上の事由で死亡すると「遺族補償給付」で通勤上だと「遺族給付」となるのは前回取り上げています。この違いは何なのでしょうか? この違いを理解するには、まず労働基準法を見ていかなければな...

前回は遺族厚生年金についてみていきました。 今回からは労災保険における遺族年金について紹介します。 労災保険における遺族年金は労働者が業務上の事由により死亡した場合に支給される遺族補償給付と労働者が通勤により死亡した場合に支給される遺族給付の2種類があり...

前回は遺族厚生年金についてみていきました。 今回はその続きです。 遺族厚生年金は遺族基礎年金とは併給されますが、例えば被保険者が公務員から民間企業へ又は民間で働いていた方が公務員へ転職した場合、遺族共済年金の支給対象になる場合がありますが、この場合支給...

前回は寡婦年金についてみていきました。 今回は遺族厚生年金に戻ります。 遺族厚生年金は遺族基礎年金に比べ中高齢の寡婦加算の制度がありその保障は充実していると言えます。ただ、対象は一定年齢の妻を対象としているもので現実的と言えばそうなのですが、例えば遺族...

前回は寡婦年金についてみていきました。 今回はその続きです。 寡婦年金は夫の老齢基礎年金が夫に支給されなかった代わりに妻に限定的に支給されるもので、最大で妻が60歳に達した月の翌月から65歳に達する月までの支給となります。支給額も夫がもらえるはずであっ...

前回は中高齢の寡婦加算についてみていきました。 今回は国民年金の寡婦年金についてみていきます。 遺族基礎年金は子の養育費的な要素が強いものであることは以前紹介しています。では子のいない妻には何も支給されていのでしょうか? 実は国民年金には寡婦年金たる...

前回は中高齢の寡婦加算制度についてみていきました。 今回もその続きです。 中高齢の寡婦加算制度とは、①遺族厚生年金受給権取得当時40歳以上65歳未満の妻、または②40歳到達時において、被保険者の子であって遺族基礎年金の支給件に該当するもとと生計を同じくしていた...

前回は遺族厚生年金の額についてみていきました。 今回もその続きです。 遺族基礎年金と遺族厚生年金は併給支給されますから夫を亡くした妻は、子が未成熟である場合自身の稼得能力と合わせると楽ではないけれどほどほどの生活の補てんになることは前回みていきました。...