この依頼人には江戸時代に生まれた方の相続物件があり、市役所の税務課の女性職員の方もこの土地の相続登記が出来ると「嬉しいです」と言っていましたからね。4代まとめて同時申請で全部で4件になりました。これが終れば相続人の全筆単独名義になります。税務課の方も面倒な名寄せ台帳にならないのですから、嬉しいはずですよ。この相続のために一部新しく戸籍を取りましたが、廃業された先生の作成した平成5年当時の特別受益証明書と当時の印鑑証明書と戸籍を使う事にしました。それで戸籍を郵送で新しく取る必要も無く少し手抜きが出来ました。当時は生存していた母親もその後に亡くなっていますが、この方の相続書類も生存当時の特別受益証明書と印鑑証明書を付けました。これで登記が出来ればちょろいものだと思いました。しかしこのような相続人の中に失踪宣告者がある登記は初めてでしたので、付箋が付いちゃいました。この失踪宣告者に対して「相続人がいないことの証明書」を付けろといわれました。妹さんに証明書をすぐに送りました。最初は電話しても出ませんでした。病気がちだと言われていましたので、すぐに送り返してくるか心配でしたが、しばらくして電話もつながり返送したとの事でした。実家の相続が出来ない事は知っていたらしく「よろしくお願いします」と丁寧な御返答を頂きました。嬉しかったですね。古い印鑑証明書のコピーを同封して送りましたが、当時の実印も有りましたので、新しく印鑑証明書も取る必要もなく容易に返送されてこられてこれも良かったです。相続人は依頼者も含めて現在は2名ですので全く面倒なことはありません。今日か明日には登記が完了します。



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