たしか、事務所移転する前だったと思います。1階と2階のトイレの壁の下半分がタイル貼りになっていましたが、そのタイルが浮いてはがれて一部は落ちていました。私もよく分からなかったので、浮いたタイルがついたまま紹介された左官屋さんに見せたところ、どう思ったのか左官工事はやりたくないようでした。はがす事も頼まれたと思ったのかもしれません。結局立ち消えになりました。それでとりあえず、私がタイルはがしをする事にしました。タイルが落ちないところはそのまま残し、ゆるんで落ちそうなところはノミではがしました。落ちて抜けた部分に、最後はモルタルを塗るつもりではがしました。その後ビルを買ったことを知った友人が見たいと言いましたので、みんなでビル見物に行きました。結構大きな3階建ビルですから、色々見るところがあり、初めての人は見ごたえがあったと思います。その中にこんちゃんの奥さまもいらっしゃいまして、「私の仕事はこの様な仕事だよ」と話しておられました。息子が手伝うまでは、夫婦で仕事をしていましたから、そのような事を言われたと思います。
 次の日曜日の朝早く、こんちゃんの旦那さんから電話が入りました。「おい、手伝ってやるよ」と急に言われましたが、最初は何が何だか分かりませんでした。話を聞くとトイレのモルタル塗りを手伝ってくれるそうでした。とにかく嬉しいの一言です。いくら私が技術を盗む先生でも、左官技術を盗む相手がいなければ、トイレのモルタル塗りは難しいです。こんちゃんは左官屋さんではありませんが、それなりのプロですから助かりました。
 セメントをこねる桶とスクリューの付いた電動撹拌機も持ってきて頂きました。やはりプロがいると違いますね。一人だと何日掛かる事やら、やはりプロですね細かい事もやってくれます。下地のコンクリートにブラシで水をかけながらモルタルを塗りました。暗くなった頃、1階も、2階も全て終わりました。早速近くの玉川旅館の食堂へ行って、接待させていただきました。当時は酒を飲んでもそんなにとがめられない時代でしたので、こんちゃんには酒を飲ませてしまいました。奥様へのお土産も用意しました。ポワールのケーキをお土産に持って行ってもらいました。奥さま、旦那さんを一日中お借りして、どうもありがとうございました。本当に助かりました。
 
 この件とは関係ないですが、こんちゃんの奥さまはタケノコが好きで毎年持って行きます。

 1か月ぐらい経ってからモルタルに下塗りのシーラーを塗りました。その後タイルの色と同じ淡いブルーのペンキを塗り完成しました。それはそれは見事なものです。

 
 事務所シリーズの5「2階トイレ工事」の中で事務所の西側の点検口から入れたVP100の肉厚の塩ビのパイプは、今日風呂場の天井裏に入って調べたところ、2メートル70センチで切られていました。私としては4メートルを切らずに、そのまま入れたと思っていましたが違っていました。4メートルはとても長く入らなかったのです。人間の記憶は当てにはなりませんね。いずれにしろ、風呂場の天井裏を通すには4メートルでは足りませんので、切って継ぎ足す必要性もあり、点検口からは入れるぎりぎりの長さの2メートル70センチにしたと思います。
 尚、事務所内の西側にある点検口は平成15年2月に造ると書かれていました。今日この点検口に入ってみました、幅30センチ、長さ60センチです。意外と狭かったです。この点検口を使ってセメントを流し込むこと出来る事が分かりました。

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