今の事務所へ移転したのは平成8年1月1日です。きりが良いのでこの日にしました。前の事務所から毎日毎日備品を運んだものです。事務所に机の位置を決めて電話線を天井から垂らして机の上に電話を置こうとしました。ところが天井に入れるような点検口が全く無いのです。仕方がないので天井に入れる点検口を作る事にしました。天井に入れそうな箇所も全く見当たらず、やっと事務所のトイレの天井にねじで止めた場所を見つけました。トイレは天井が低く難なくねじをはずして天井板を外す事ができました。これが最初の点検口になりました。しかしここからは直接事務所には入れませんでした。ぐるりと大回りしないと事務所には入れません。2個目の点検口の取り付けは、事務所の隣部屋(三畳間でパソコンが置いてある)の天井をくりぬいて、既製品の点検口を取り付けることにしました。ここへたどり着くのに1箇所だけ狭いところがあり、たどりつくにも大変でした。天井を切るには天井裏側から切らないといけませんので、トイレの点検口を使ってパソコン部屋の天井裏に入り、のこぎり等を使って天井のベニヤ板を切りました。薄いので簡単に切ることが出来ました。やはり既製品の点検口があると仕事が早いです。すぐ取り付けることが出来ました。この点検口では事務所の東半分しか入ることができません。西半分に入るにはコンクリートの梁に邪魔されて入れません。西半分には入れる点検口は簡単に作れずしばらくはそのままにしました。事務所の天井はベニヤ板ではなく、縦横30センチの正方形の厚紙で出来た物を貼り付けていますので、切り開くのが難しく、西側の天井にはなかなか点検口をつけることは出来ませんでした。しかし平成14年頃、ついに目測で見当をつけて天井部分を下からのこぎりで切り開いて開けることに成功しました。細長い点検口になりました。磁石で取り外しが出来るようになっています。

 2階と3階の点検口は通路側の天井板の1枚(45×90)をはずして簡単に作る事ができました。2階や3階でもパソコンが使えるようにランケーブルの引き込みや電話線の配線工事に利用しました。

 点検口を作る箇所はボンドやステンレスのねじなどを使い、天井を支える同じ太さの木を使って2段重ねに積んで頑丈に作りました。素人が作った割にはおしゃれに出来ています。2階と3階の点検口は磁石と蝶つがいで止めてあり、普通に見れば分からないと思います。この様なパーフェクトな仕事をやってきたビルですので愛着が出てきます。簡単に古いからと言ってビルを壊して瓦礫の山にはしたくはありません。

 
 1階の点検口は今では全部で5箇所もあります。それぞれが全て重要です。無くてはならない点検口になりました。事務所内は3ヶ所、奥の居間部分では押入れになんと贅沢にも2箇所もあります。押入れの北側の点検口が最後に作成されたものです。




にほんブログ村 士業ブログ 司法書士へ
にほんブログ村
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 田原情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村
PR:債務整理ナビ.link【費用を比較して借金減額の相談と依頼へ!】