アクセスありがとうございます。

補助者の山口です。

痴漢冤罪は以前から問題になっていますが,
政権交代して取調べの可視化がいよいよ現実化してきました。

民主党の進める「取調べの全面可視化」
<略>
取調べの可視化とは

 これを防ぐには「取調べの可視化」、すなわち、「取調べの様子をビデオに撮って、裁判の場でもどういう取調べが行われたかを、検証できるようにする」必要がある。しかも全過程を撮影する必要がある。理詰めの取調べで、逃げ道がないように思わせ、その上で警察の作ったストーリーを自白させる。そうした上で、「じゃあ今言ったことをもう一度言ってくれ。ビデオに撮るから」と言って、撮ったからといって、それは調書を証拠にとるのと殆ど変らない。

 ただ、この時期に、「取調べの可視化」を民主党が言うと、小沢の件での意趣返しかと言われる。ひょっとしたら、そういう狙いもあるかもしれない。しかし、結果的に良いことは、動機がどうあれ実現してほしい。民主党はマニフェストでも捜査の可視化をうたっている。願わくは、「小沢さんを不起訴にしてくれたから、可視化の主張は引っ込めよう」などとしないことだ。
<略>



山田冬樹さんのブログで仰っていることは非常に説得力があります。
可視化に否定的な議員の意見は、
「捜査官と被疑者の信頼関係が崩れる。」等というものですが、
あまり説得力があるとは思えません。

非常に残念なことだが、現在の日本の裁判は強制自白に依存しているように思う。
たしかに強制自白はよくないことである。冤罪の温床である。
しかし、自白が得られないのであれば、刑事訴訟のシステム全体をかえる必要も出てくるのではないかと思います。

イギリスでは一定の要件の元、黙秘したことを容疑者に不利益な事実として捉えることができるんだそうな。日本もこういった制度を作るべきなのかも知れない。

憲法38条との関係で問題があるかも知れませんが、解釈でなんとでもなるような気もします。

憲法38条1項
何人も,自己に不利益な供述を強要されない。



 補助者山口
東京都立川市 司法書士山口達夫事務所のウェブサイトへ
TEL:042-521-0888 FAX:042-595-8602
→→→お問い合わせフォームを使う
2009年2月27日に次回司法書士無料相談会を開催予定です

PR:債務整理ナビ.link【費用を比較して借金減額の相談と依頼へ!】