この三日間神奈川県司法書士会調停センターの調停人になるための研修会に参加しました。

2年前に施行されがADR法は、裁判外の紛争解決手段として注目されていますが、市民の方の認知度はまだ低いかもしれません。

日本では裁判所の調停制度のほうが、経験豊富、費用も安く、権威もあってとメジャーですが、民間調停センターは、
・裁判所はなんとなくイヤだ
・土日、夜間にやってもらいたい
・書類など書くのは面倒だ
・なるべく簡単に手続きしたい
というような市民の要望に応えるための機関です。

調停というと最後は 妥協でしょ と思われるかもしれませんが、研修を通じて学んだことは、妥協を迫ったり、法的な判断だけをもって終わらせたりするのは本質的な解決にはならないことが多いということです。
研修中は「交渉」=当事者間の駆け引き がいかに難しいか、これに対して第三者が間に入ると話合いが進みやすくなるということ、しかし第三者の介入の仕方によって話合いがうまくいったり、しなかったりするということを身をもって体感してきました。

大切なことは、当事者の紛争を当事者自身が自主的に合意し解決できるよう第三者が支援することなのだそうです。

口で言うのは簡単ですが、実践するのは大変ですね。

調停人としての明石は始まったばかりですが、日ごろの皆様への支援と同じように日々研鑽を積みたいと思います。
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