エール立川司法書士事務所の萩原です。




日本経済新聞の昨日の夕刊には、「フリーター、高齢化進む」との記事が載っていましたね。



私達30代の世代は就職氷河期と言われた世代なのですが、その影響は大学を卒業して10年が経とうとしている現在にも影響が出ているとのことでした。



記事によれば、35~40代のフリーターが前年より8万人、19%増加したそうです。



一方、本日の朝刊には労働者派遣法改正案が衆議院本会議で可決されたとの記事が。



派遣労働者を多くして柔軟な労働力の確保をするのか、原則正社員とするのか。



なかなか難しい判断ではありますが、私がいつもご相談者様からお話をお伺いしている限り、



多くの方が、期間の区切られたものではなく、期間の定めのない契約での就業を望まれている印象です。



よりよい生活のために、よりよい結論を出していただきたい事項です。








さて、債務整理をご検討中の方からよく頂くご質問として、



「任意整理時に銀行のローンだけ除外した場合、その後に銀行のローンは組めますか?」



というものがあります。



お返事は、



「いいえ。組めません。」



です。




任意整理の検討をする際に、



消費者金融・信販会社・銀行



と借入先を並べていくと、銀行は利息も利息制限法内であるし毎月1万円の返済だから、ということで任意整理の対象から除外することもしばしばあります。




確かに、銀行や利息18%以下の契約の消費者金融・信販会社の借入は任意整理をしても元本は減りませんし、任意整理をすると毎月の返済額が増えることもあります。




例えば、90万円の銀行のローンがあったとします。現在、月に2万円ずつ返済しているとします。



これを例えば36回払いの任意整理で債務整理をすると、



90万円÷36=25000円



と毎月の返済額が2万円から25000円にアップします。




見た目としては、任意整理をした方が返済額が増えるので、他の借入先や生活の状況を検討して、銀行はとりあえず除外しておくこともある、ということです。




しかしながら、90万円の銀行のローンの利息が18%の場合、月に2万円返済しても元金に回るのは8000円程度ではないでしょうか。



話を簡単にするために、少しずつ元金が減っていくことを度外視して考えると、90万円の元金を8000円ずつ減らしていくと、



90万÷8000円=112.5カ月



というとんでもない期間返済をしなければなりません。



実際は少しずつ少しずつ元金が減っていきますが、少なくとも任意整理をした場合の倍(72カ月)くらいは返済期間が必要と推測致します。




なお、銀行のローンだけ除外しても、他の消費者金融や信販会社の借入を任意整理すると、その後しばらくの間は銀行からも借入ができませんので、



また銀行から借りたいから銀行のローンは債務整理から外す



というのは動機付けにはなりませんね。



ご相談者様の生活状況をよくお伺いしたうえで、



目先の利益(毎月の返済は少ない方がよい)





中長期的な利益(総支払額は少なく、支払い期間は短く、の方がよい)



のどちらを優先すべきかをご提案できればと思っています。



一緒に検討をして、よりよい生活の再建方法を考えましょう!




利息18%以下の借入が多い方もお気軽にご相談頂ければと思います。







お気軽にご相談下さい。

電話受付 午前9時30分~午後10時 042-533-4711

24時間受付のメール相談 soudan.s@air-tachikawa.com


立川で借金相談。無料相談受付中 立川駅南口徒歩3分 エール立川司法書士事務所




PR:債務整理ナビ.link【費用を比較して借金減額の相談と依頼へ!】