不動産に関連する諸手続きは、民法をはじめとする周辺関係法と税金の問題とが複雑にからみあい切ってはきれない関係にあります。

だから、登記手続きするときは税法上の問題点をクリアしてからでないと、お客様に思わぬ不利益がかかる場合があるので気をつけています。
贈与の手続きは土地の分筆などはその典型例です。贈与はしたけれどすごい税金をとられた、分筆したら家が建てられなかった、土地の評価が変わってしまったなど色々な問題が起こりえます。

逆に節税のメリットばかりに気をとられて手続きをしてしまうのもとても危険です。
例えば、判断能力のない親から子へ贈与をしてしまう、判断能力の危ぶまれる方を交えての遺産分割協議などあとで問題になる典型といえます。

「よい専門家」というのは、このような周辺業務に関する知識をしっかり勉強し、専門家同士の連携をとりながら、最善の解決方法を模索できる人のことだと思います。

不動産の手続きを依頼するときは、税金など他の分野のことまで気を配ってくれる方に相談するのがベターです。