組織に属して約6年。

どうやら潮時がやって来たようだ。

自分を騙し騙しの今日までだったが、もう疲れてきたのだろうと思う。

得たものもあるが、犠牲にしてしまったものも多い。

この数年は自分の中で葛藤を繰り返すことが増えていた。



昨年から、今年の秋に向けて組織内での連携の必要性があり、私もその一翼を担うことになった。

風向きが変わったのは、昨年の終わり。

組織内における課題の一つを断念せざるを得なくなった。

その話は担いを受けた私にももたらされるべきであったと思っている。

しかし、連携するはずの構成員から私に直接の報告等がなく、ある人伝に聞いただけだった。

その年の夏に、私のところへ関連する相談をしていたのに。

なぜ、それを断念するという検討結果を教えていただけなかったのか。



次いで、私が驚いたのは、今年の初めのこと。

年初に開かれる会議の際に事前配布される資料に目を通したときだった。

過去数年にわたり私も汗をかいてきた方針が、大転換される議案が掲載されていた。

これも事前に連絡をいただけなかった。

方針が大転換されれば、私が半分は一構成員として、半分は業務として請け負った仕事についても少なからず影響が生じる。

それだけ重要な事柄だけに、申請代理人として関わる私にしてみれば、「どうして」との思いが消えない。

依頼者が方針の変更を希望するのであれば、それを受任者に事前に相談すべきではなかろうか。

結局、私はその会議を欠席した。



冬は去り、春になり、組織は様々に動き始める。

そうした動きの中、肝心の担いは陰に隠れるかのように動きを潜めていた。

夏になり、否応なしに担いの期限が迫ってくる。

動きの遅れを心配したトップから、私に電話がかかってきた。

彼は、私が各種の折衝の矢面に立っているものと信じていたようだ。

明確な役割分担についての話し合いを持ったことはない。

私は担いのリーダーに二三の確認をし、具体的な動きに入ることにした。



リーダーとは、書類の手配等で連絡を取り合うはずだった。

「進めている」。

その言を信じるより他にないし、急かすようなことはしたくなかった。

6月の終わりから8月の終わりになる。

リーダーとはメールのやり取りのみ。

しかし、遅々として進まない。

「手配します」との返信をもらい、その後の進捗の報告がないままに、また2週間が過ぎた。

さすがに業務として受けているこちらも気が気ではない。

・・・どうなっているんだ。

もしもの責任は誰が取るのだ。

不信感が募り、共に動いた構成員からもリーダーに話をしてもらう協力を取り付けた。



某日夜、某会合でリーダーと顔を合わせて直接確認をする機会を得た。

進捗状況と、私が果たすべき役割の再確認だ。

一つの進捗は未だ私が関与すべき段階に到達していなかった。

6月終わりに私から依頼をしていたにもかかわらず、この体たらく。

これは会社などの通常の組織ではあり得ない、あまりに悠長な動きと呆れるよりほかなかった。

もう一つの役割の部分は、折衝はリーダーがしているとの回答。

・・・ああ、それでは私が矢面に立っては窓口が複数存在することになって混乱を招く。

やはりこの人に任せ、私が前面に出るべきではなさそうだ。

意見したいことはやまやまだったが、その場のことを考えて一旦は引くことにした。



会合が終わり、家に戻っても心のうちに生じたモヤモヤは消えない。

なぜ、方針の転換について一度ならず二度までも私への連絡がなかったのか。

なぜ、2週間の間私に進捗の報告がなかったのか。

私がリーダーに確認しなければ、彼はどうしていたのであろうか。

様々な疑問が脳内を駆け巡り、思考停止に陥ってしまったようだ。

そのあおりをもろに食らったのは、他でもない私の妻だった。

鬱屈した私の様子を目の当たりにし、また要らぬ心配を掛けてしまった。



リーダーからしてみれば、専門家である私に投げてしまえばそれでお役御免となる。

投げられた私は、迫り来る期限と責任の重圧を丸抱えする。

全ては私にかかってくる。

それでも、連絡が緊密に取れ、信頼関係があれば多少の無理をしても私は遂行するだろう。

が、その前提条件となる信頼関係がない。

私は組織にとってどんな存在か。

私は必要なのか。

必要ならば、ここまでおざなりとされることもなかろう、と。

私がほぼ毎年関わってきた意味は、そこにはもうなかったのだ。



この組織の悪しき本質は、残念ながら度々目にすることがあった。

体制について意見もした。

共同した構成員ともぶつかった。

人間同士だから、当然考え方に相違はある。

だが、今回はどう考えても筋が通らない。

もう我慢は限界に来ていた。

一夜明けてリーダーに電話をかけた。

「私はもうこれ以上お受けすることはできません」と。

必要な情報を提供されず、私に何を求めているのか。

慰留されても翻意の余地がないことは伝えたつもりだ。

予算の有無で動くのではない。

信頼に値する組織であるか、その組織の構成員が信頼できる人間であるかという点に尽きる。

かつては人と人との関わりに基礎を置く組織だった。

それが魅力だったからこそ、私も熱くなった時期があったのだ。

魅力が失われた今となっては私を動かすものは何一つとしてない。

だから私は断るという結論に至った。



もう、いいかな。

正論を言っても通じない。

通すべき筋も通らない。

私一人があがいても仕方のない問題。

無力感。

多分、自分を殺せば何がしかの皺寄せが生じる。

その代表は、私の場合は家庭。

私の葛藤など、リーダーの彼には想像もつかないだろう。

それはそれでいい。

人の立場など、境遇が違えば様々だ。

私が勝手に自らの胸に宿したものであり、彼が私になり変わることなどできないのだから。

ただ・・・少し疲れてしまったようだ。

こうして文字に起こしでもしなければ、どうにも心の整理がつかない。

人間の成長って、果たして何なんだろう。

今は答えなど出せそうもない。







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