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6月3日、松本青年会議所の6月第一例会がありました。

担当は新入会員の所属する流汗悟道(りゅうかんごどう)委員会。

どれだけの仕上がりか訝る向きもありましたが、大方の予想に反して内容の濃い良い例会でした。



三部構成の例会は、第一部で「児童をとりまく環境と取組み」と題する現状のリポートで始まりました。

児童を取り巻く環境として、「経済的貧困」、「精神的貧困」、「身体的貧困」、そして「虐待」の四つが存在するそうです。

先日私がこのブログで取り上げた、「相対的貧困(=所得面で標準の半分以下)」についても言及がありました。

我が国の経済格差の拡大に伴い、緩やかに上昇曲線を描きその率は16%。

そのような状況下であるからこそ、児童福祉法を定めた国や自治体、そして私たちの養護義務が問われているのです。



第二部はお越しいただいた松本児童園の岩田園長からのお話をはじめとする、「現場の声」。

岩田園長曰く、「卒業後の自立が最大の課題」とのことでした。

一つには、金銭的問題が切実なものとしてのしかかってきてしまう現実があるようです。

進学・独り暮らしにあたってはまとまった金銭が必要であり、その調達のためには奨学金や借入が不可欠。

ところが少しのきっかけで滞ってしまったり、滞らないまでも10年以上にわたる返済が負担となっていること。

また、自身の存在意義を見出すことができず、自暴自棄になったり劣等感に苛まれるという精神的な荒廃も現れてしまうようです。

施設を卒業された方の言葉が胸に突き刺さりました。

「自立とは、自身の力で稼ぎ、自身の力で考え、自身の立場を弁えて生活を送ること」。

ご自身の体験から紡ぎ出された言葉ですが、私たちの中でもどれだけの人がこの真理を理解しているでしょうか。



第三部は、委員会からの提言。

委員それぞれが様々な角度から考えた提言が発表されました。

昨年、松本青年会議所では「あずさ基金」を児童園のために創設し、金銭的援助を始めています。

もちろんこれ自体とても大切なことですが、物質的な支援のみで充分だとは思えません。

私も今回制度的な側面や運用の実態について学びましたが、周知はまだまだです。

一人でも多くの方に関心を持っていただき、社会全体で支えていく考えが浸透していくことを望みます。

施設=恵まれない人、という偏見は捨て、社会の仕組みから正しい認識を得ることが必要だと思います。

私が関心を持っている被差別部落等の差別問題とも根本が似通っている気がします。



小学校の通学路、児童施設がありました。

社会に出るまで、私もその施設に入所している子どもたちに対する「偏見」があったのも事実です。

しかし、そうした子どもたちを生み出してしまったのも、究極的には社会の責任といえるでしょう。

私たちはせめてその発生原因を理解し、大きく受け入れる共助の心を持っていなければならないと思います。

何か一つでも歯車が狂っていれば、我が身のことだったかもしれないのですから。









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