5月1日はメーデー。

各地で労働者による大会が開催され、その権利向上が叫ばれる日である。

サラリーマンだった父を持つ私は、「自分は登校日なのに、お父さんがお休みなんてずるいな」としか思っていなかった。

起源は欧州の五月祭に遡るのだが、我が国では明治後期から取り組まれているそうだ。

資本主義の発展段階においては労働者の権利が抑圧されることに抗議し、団体で行動することで待遇の改善を要求する統一行動日。

我が国においても、戦前・戦後を通じた行動により一定の効果が実現したことは間違いない。

こと資本家と労働者との対立構造が存在する資本主義経済下においては、搾取を防止し労働者の権利を確保する必要がある。

労働三権として認められている権利である。



高度経済成長時、企業が軒並み利潤を上げていた頃は団体行動に出ることで獲得できる成果もあった。

だが、確実に少子高齢化が進行し、労働人口が減少に転じ始めている現在はどうだろうか。

バブル経済の破綻から立ち直る間もなくリーマン・ショックが起き、経済成長は遠い昔のこととなった。

終身雇用制も崩壊し、企業への帰属意識が薄れると同時に労働者同士の連帯感も希薄になりつつある。

主催組織側も開催日の足並みがそろわず、メーデーへの参加者も漸減している。

TPPをはじめ経済のグローバル化の流れの中で、労組も対応に苦慮しているのもありそうだ。

このような背景の中で行動に移す意義は失われてきているのであろう。

安保闘争に明け暮れた「行動する」世代が定年を迎え、世代交代が進んだことも要因の一つなのかもしれない。

政治への参加もそうであるが、自身のことにしか専心できない、興味の湧かない「余裕のない社会」になりつつある。

メーデーに参加する職に就いているわけではないが、報道に触れる度に危惧の念を抱いている。







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