多忙を極めた今週もようやく終わりますね。
普段、筑豊支部の公務ばかりしててんてこ舞いですが、たまにここに仕事の多忙が重なるとかなりパニクりますね。
本当は逆でパニクるべきだと思うのですが、そこがうまくいかないのが世の中です。

そんなことはともかく、もう1週間前になりますが、本年度第2回の業務研修会が田川で開催されました。
例年2回目の業務研修会はテーマ1つの2時間の研修で実施していましたが、今回はテーマ2つの3時間の研修で実施してみました。

1つめのテーマは倫理研修ということで懲戒をテーマにしたDVD研修です。
私はこのDVD研修の生講義を受講していなかったので結構新鮮な感覚で見ることが出来ました。
倫理という言葉は難しいですが、簡単に言えば司法書士として「こんな事はしちゃいけないよ」とか「こんな事をすると(悪気がなくても)懲戒処分を受けるよ」ということを勉強するわけです。
司法書士というのは結構強い権限を持っている職業ですが、権利の裏返しとして厳しい責任を負っているわけですから、高い倫理観を持ちましょうというわけです。
ですから倫理と言ってもあくまで職業倫理ですので、人としての云々といった「道徳」とは性質の異なるものです。
しかし、この手の研修を受けると、いつも「どこまでが本音でどこまでが建前なんだろう」と疑問に感じます。
私は自分ではそこそこ、倫理に反しないように行動しているつもりなんですが、してない方も多分結構いらっしゃると思うんです。
例えば、登記で本人確認や意思確認が困難な事案にあたって、やむを得ず依頼をお断りするとします。
でも、自分の手から離れた後でその登記が終わってたりすることも時々見受けます。
また、具体的にどんなことかは書きませんが、司法書士として断らなければいけないような要求をお客さんとかからされたとします。断るわけですけど、そうすると他の司法書士なら当たり前のように応じるのに変わった人だな…みたいな顔をされたりします。
結局お客さんの立場からするとそうなのでしょう。
もちろん、そういうことが明るみに出れば懲戒処分を受けるわけですが、ハッキリ言ってしまえば飲酒運転が全部検挙されてるのかというのと同じレベルで、そんなものは氷山の一角だと思うのです。
話がおかしな方向に行ってますけど、こういう倫理に関する研修を受けて思うのは、そういう倫理意識を高く持って行動する人がバカを見ない世の中になって欲しいなということです。

で、2つめのテーマなんですが「遺産分割・遺言と登記」というテーマで不肖私が講師を担当させていただきました。
この研修は去年の10月に私が名古屋で受けた研修を支部に持ち帰る伝達研修という形をとっております。
ですから、私の研究成果とか実体験に基づいた内容ではないので、いまいち面白味に欠けた研修だったかも知れません。
ただただ、今後の筑豊支部内部での講師養成の呼び水になればと思って担当させていただきました。
毎度思うのですが自分の担当する研修って恐いですよね。
なんと言いますか、自分のしゃべっていることが本当に受講した皆さんの役に立っているかどうか、自分じゃわからないんですよね。
なかなか反響と行っても自分の耳に入ってこないですし、たまに「良かったよ」とか言ってくれる方もいらっしゃいますが、お世辞なんじゃないかとか思ったりして…
ただ、私の立場としては、たくさんの方にふるって講師を引き受けていただきたいという立場ですので、私には何も言わなくて結構ですから、私以外の方が講師になる時には受講した方はよっぽどひどい内容の研修にならない限り講師の先生を賞賛していただきたいと思います。
万が一、そのよっぽどひどい研修だった場合には、それは企画の問題ですので講師ではなく我々研修部の方にお叱りをいただきたいと思います。
ちなみに、私が担当した研修は別としても、今まで筑豊支部でやった研修でその「よっぽどひどい」にあたる研修は一つもないと私は思っております。
みんな素晴らしい先生が素晴らしいレジュメを用意して、一所懸命お話しして下さった研修ばかりです。