今日は大晦日。

年越しに豪勢な食卓を囲む方も多いのではないでしょうか。

私は子どものころから「ハレ」の食事が苦手で、お節料理も多分に漏れません。

年越し蕎麦と、元旦にお雑煮が食べられればそれで充分なのです。

今年は煮物と北海道の海の幸での年越しとなる予定です。



さて、そんな日に敢えてご紹介するのが標記の書籍。

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向かって右側ですが、ちょっとドキッとする書名ですね。

想像されたとおり、世界の被差別民の食文化について取り上げた興味深い一冊です。

被差別部落に生まれた著者が、奴隷、最下層カースト、漂泊民らの食す「ソウルフード」をその舌で味わって書き上げています。

理不尽な差別と迫害と戦い続けた人々の歴史を、食という観点からアプローチしていくのは著者ならでは。

それは抵抗の証であり、そこに凝らされた工夫には感嘆しました。

なぜなら、そうまでしなければ生き抜くことができなかったのですから。

そんな歴史に、人々に、そっと寄り添う著者は優しく強い人なのだと思いました。



著者の少年時代、同じ被差別部落出身の同級生が隠すように食事を摂っている描写があります。

当時は周囲と違う食文化に戸惑い、恥ずかしく思う気持ちもあったのだそうです。

しかし、著者は悟ります。

「これこそが自分にとってのおふくろの味であり、自分のアイデンティティなのだ」と。

食事は人間を物質的に構成する上ではもちろん、精神的構成においても大きな意味を持っています。

「個食」や「偏食」により、子どもたちの人格形成にも影響を及ぼすことが指摘されています。

自らを形作ってきた食事を誇りに思えることは実は大事なこと。

我が国の食卓が空虚なものになりつつある今、ソウルフード、スローフードはやはり見直されなければならないと思います。

私自身も、できる限り多くそうした「息遣い」の感じられる食事を摂りたいものです。







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