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高校野球の聖地、阪神甲子園球場。

夏の全国高校野球大会が開催中の今、ここを本拠とする阪神タイガースは例年の長期ロードに入り球場を明け渡している。

移動手段が向上した現代に「死のロード」という言葉はそぐわないものの、戦い慣れた本拠地の地の利はこの時期に失われる。

オールスターゲーム開催前に首位・巨人とのゲーム差を3とし、前半戦を終えた。

ロードに出た8月2日以降の戦績は東京ドームでの巨人戦に2勝1敗、マツダスタジアムでの広島戦に同じく2勝1敗。

9日からのナゴヤドームでの中日戦の初戦で敗北を喫しているので、合計4勝3敗。

白星こそ先行しているが、首位・巨人の衰えが見られず、とうとう優勝マジックの点灯を許してしまった。

ナゴヤドームでの残り2試合を何としても2勝し、来週からの準本拠地・京セラドームに帰っての追撃に期待したいところだ。



9日は楽天・田中将大投手の開幕16連勝というプロ野球新記録が生まれた。

つくづく、こうした絶対的エースの存在が羨ましく思う。

メッセンジャーの10勝5敗は及第点と言えようが、能見篤史の8勝6敗は少々物足りない。

昨年のドラフト1位のルーキー・藤浪晋太郎が7勝4敗と気を吐き、虎党の溜飲を下げているのが救いである。

リーグトップの防御率を持つスタンリッジが6勝7敗と黒星が先行しているあたり、打線との巡りの悪さを露呈している。

その打線について指摘するならば、多くの誤算が生じた。

メジャーリーグ帰りの西岡剛、福留孝介を昨オフに獲得したものの、いずれも故障により戦線を離脱するという異常事態。

打棒を期待した二人が機能しないことは、安定した戦いをすることができない。

また、チームを牽引する主砲の不存在も深刻である。

新井貴浩・良太の兄弟がようやく二桁本塁打を放っているのみで、長打力不足は解消されていない。

かつて在籍したブラゼル、金本知憲の存在は他チームに威圧感を与えたが、今、それがない。

4番に座るマートンはあくまで中距離の巧打者にすぎず、連続出場記録を継続する生え抜きの鳥谷敬も2009年の20本塁打が自己最高。

一発で形勢を逆転させる恐怖を秘めた強打者が存在しないのは、迫力不足と言える。



西岡剛がかつて所属した千葉ロッテマリーンズの編成方針は、至って明快である。

「一芸に秀でた選手を獲得する」。

長距離を飛ばす能力があれば、守備力には目を瞑る。

剛速球を持っていれば、少々のコントロールの悪さも気にしない。

そのような選手を入団させ、メリハリのある選手層を作り上げているのだそうだ。

こうした姿勢こそ、今の阪神タイガースに必要なものである気がする。

よく「走・攻・守の三拍子揃った」選手がもてはやされるが、別の面からすれば「器用貧乏」との評価も下される。

消滅した近鉄バファローズに在籍したラルフ・ブライアント。

彼は40本を超える本塁打を放つ打撃能力と、三振を喫する率の高さとが同居していた。

しかし、三振のリスクを補って余りある本塁打への期待があった。

こんな選手こそが魅力であり、プロ野球観戦の醍醐味なのではないかと思うのだ。



阪神タイガースが西武ライオンズを下して日本一に輝いた1985年。

真弓明信、ランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布らはいずれも30本塁打以上を記録し、猛虎打線と恐れられた。

自軍の投手が打ち込まれても、それ以上に打ち返す豪快さがあった。

もう何年もそうした野球を見ていない。

毎年のように優勝戦線に絡むことができないでいるのも、そこに原因があるのではないか。

ここは一つ生え抜きの長距離砲をじっくり育成し、本塁打を見る楽しみを我々ファンに味わわせてほしいものだ。

他チームからのFAや、メジャー帰りの選手では、衰えも早い。

球団としての中長期的戦略が曖昧としているのは一ファンとして残念な限りである。

(文中敬称略)







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