最近増えているのが、「ほじくり」的な債権回収。

長野県地場の消費者金融会社が、帳簿上未返済として残っている債権について片っ端から請求、督促するケースが目立ちます。

中には「最終通告書」と「訴状」の作成日付が同じ、なんて滅茶苦茶なケースも。

「最終通告書」に驚いてご相談に来られ、わずか数日で「訴状」が家に届けば二重にビックリします。

明らかに商事消滅時効の5年を経過していても何のその。

債務者の無知に乗じて、「支払って寄越せば儲けもの」なんて薄っぺらな考えが透けて見えます。

裁判所も時効の利益は当事者の主張がなければ取り上げられませんので、「またか」と苦々しく思っているのではと思います。

わざわざ訴訟などの手続を選択するということはそれなりの実費もかかるはずです。

が、実際の回収効率はどうなんでしょうか。



一件あたりの利息制限法引き直し後の債務残額が30万円と仮定すると、この回収訴訟の実費は約1万円。

30件訴訟を提起しても、一人がうっかり債務承認してしまえば元は取れてしまいます。

一割の方が債務承認すれば、60万円のプラス。

長らく塩漬けにしていた債権であったわけですから、管理の手間は別として、悪くない回収方法なのかもしれません。

しかし、債務者とすれば長期にわたって請求を受けず、忘れてしまっていた債務。

いきなり請求を受ければ慌ててしまい、正常な判断ができなくなるのが人間というものです。

こういう不意打ち的なやり口はやめていただきたいと思うのですが。

法務大臣の許可を受けた債権回収会社もやっていることは大差ありません。

道義的にはかなり問題のある回収方法ですね。







ご相談・お問い合わせは、tsuchi_shihou@yahoo.co.jp まで。

不動産、会社、契約、裁判、消費者トラブルなど、身近な問題に対応します。

長野県の松本市、塩尻市、安曇野市を中心に日々奮闘中です。



ひっそりとブログ村ランキングに参加中。

記事が面白かった方も、つまらなかった方も、ためになった方も、そうでない方も。

私の知り合いの方も、全く面識ない方も、ランキングに興味のない方も…

 クリックにご協力いただければ嬉しいです 

にほんブログ村 士業ブログ 司法書士へ
にほんブログ村