隣国・大韓民国との摩擦が過熱している。

発端は、「月山氏の許されざる発言」でも取り上げた、我が国に対する度を超えた挑発である。

象徴である天皇を貶め、天皇を敬う国民の尊厳を大いに傷つけた。

23日の衆議院決議にあるとおり、かかる発言は「非礼」に他ならない暴挙である。

両国とも米国を中心とする同盟の中にあり、経済的な結び付きも強い。

一方、我が国の「非人道的行為」を度々蒸し返し、政権の浮揚のために利用しようとする大韓民国。

決まって「謝罪」と「賠償」という言葉を持ち出し、解決済みの問題を恰も未解決であるかのような騒ぎを起こす。



「財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定」では、以下の事項が確認の上調印されている(Wikipedia より転載)。

・朝鮮に投資した資本及び日本人の個別財産の全ての放棄

・大韓民国に対する約11億ドルの無償資金と借款の援助

・大韓民国の我が国に対する請求権の放棄

これらは、当事国の首脳同士がその責任において合意された事項であり、両国間の戦争問題は全て解決している。

大韓民国はその後の政変等で指導者や統治機構に変更はあったものの、国家としての同一性は今日まで不変である。

にもかかわらず、過去の指導者の下での結果を否定し、我が国に対する「言いがかり」的な言動が繰り返されてきた。

どう理解すべきか?

いや、良識であるとか、理解といった範疇を超えている。



そして、竹島問題。

大韓民国は竹島に建造物を設置して軍隊を駐留させ、李明博自ら不法上陸を正当化する。

歴史的にも一貫して竹島は我が国固有の領土であり、かの国に属したことは一度としてない。

それを平和主義国から暴力的に略奪することを企てているのである。

海底資源の存在や排他的漁業水域の設定のころからの動きであるから、その獲得を目的としていることは疑いの余地がない。

しかも、盗人猛々しく、国際司法裁判所への提訴を拒否する、などと言う。

自らの主張に正当性があるのであれば、それを堂々と繰り出せばよいだけのことだ。

紛争解決に向けた誠意などない国と断じざるを得ない。

自国がいつまでも「被害者」と訴えるのをやめないのだから。

国家としての成熟度は、極めて低い。



加えて、野田佳彦首相の送った親書の取扱いも、国際社会の一員としての常識から逸脱するものだ。

我が国が冷静に、大人の対応として解決に向けた呼びかけをしているのにもかかわらず、

「竹島などという島は存在しない」

などという(子どもの屁理屈じみた)主張で返送した。

この返送自体も非礼で異例なことであり、批判されて然るべき行為である。



かの国はここまで問題が大きくなることを予想していなかったのか。

それほどまでに我が国を見下していたということだろう。

何らかの行動に移る前、その行動がもたらす結果と最終的な落とし所を考えるべきだろうが、このような想像力すら欠如しているのではないかと思われる。

国民的感情も湧き上がりつつある現状において、正常な国交を維持することも困難であろうし、在韓邦人の安全すら危ぶまれる。

邦人の帰国勧告、シャトル外交の凍結、スワップ協定の見直し他、経済交流も中止し、我が国の立場を鮮明にしなければ、未来永劫この卑屈な二国間関係は変わることはないだろう。

弱腰、売国との非難を浴びる民主党政権の正念場である。

原発事故に対する対応、消費増税の断行など国民に対する背信を続けてきた政府。

ここで国民の思いに反する妥協をするようであれば、完全に愛想尽かしの憂き目に合う。



大韓民国。

物理的には近いが、両国民の心の距離は、果てなく遠い。