以前に生活保護相談を始めたという記事を書いたことがあります。
生活保護相談始めました。
2007年8月の記事でした。

当時は生活保護の相談の多さに驚きと戸惑いを感じたものでした。
2011年6月の今は、生活保護の相談は日常になりました。
病気になった、高齢で再就職ができない、残業が大幅にカットされた、家族が出ていってしまい収入が減少した、など。
毎日のようにそういった相談を見ています。
かつては普通の世帯だったのが、生活保護世帯になってしまう方がどんどん増えているという印象です。

法律上は、資産がなく、親類からの援助も見込めず、収入が厚生労働省が定める最低生活費を下回っていれば、基本的には生活保護を受給することができます。
相変わらず水際作戦は各窓口で行われているようですが、最近は窓口に同行しなくても、電話で担当者に言うだけで解決するケースも増えてきました。

公的年金の給付額との比較や、不正受給の問題でとかく叩かれがちな生活保護制度ですが、これがなければ生活が崩壊する人は非常に多いと思います。

普通に生活していても、病気で職がなくなり、回復後の再就職がままならないうちに貯金が底を付き、クレジットカードのキャッシング枠を使うようになった、という若い方もいます。
再就職までの繋ぎで制度を利用する、という選択肢があってもいいように個人的には思っています。

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