相続登記には被相続人の出生から死亡までの戸籍が必要です。
理由は相続人の特定のためです。子供が何人いるのか(または子供が
いないのか)の判断が主な目的です。
どうして最新の戸籍(死亡の記載のある除籍)だけではだめなのか。
婚姻、転籍(本籍を移動)、改製などによって戸籍は新たに作成されますが、
その時点で有効な情報しか次の戸籍に反映されません。
例えば子供が結婚してその戸籍から除かれた後に戸籍が改製された
場合、改製後の戸籍にはその子供は記載されません。
そのため出生までさかのぼって取得する必要があります。

この出生までという点ですが、相続登記についての説明している本では
生殖年齢(15歳ぐらい)までさかのぼればOKと記載されています。
しかし実務では15歳までではまず登記は通りません。
5歳から10歳ぐらいまで取得した場合は微妙なところです。
(※5歳未満の場合は私は法務局から指摘されたとこはありません。)
確実に登記をするという点からは出生まで取得したほうが無難です。

収集のやり方はまず一番直近のもの(死亡の記載のある除籍)から
順にさかのぼっていきます。現在の場合最初の役所で2つ取得できます。
一つは直近の死亡の記載のある除籍ですが、今だとコンピューター化後
の戸籍(横書き)になっています。それとコンピュータ-化になる改製前の
戸籍(縦書き)が取得できます。それ以降は転籍前、婚姻前などを追って
いきます。どうしても戸籍を読みという作業が必要になるので、分からない
場合は役所の戸籍係の人に聞くのも一つの方法です。

さかのぼっていくとに焼失などでこれ以上戸籍が取得できない場合もあり
ます。その場合は役所に戸籍が取得できない証明書を発行してもらいます。
さらに「他に相続人がいない証明書」を相続人全員分作成して、実印を押印
して印鑑証明書を添付して登記を申請します。(遺産分割協議書に内容を
記載して、遺産分割協議書及び「他に相続人がいない証明書」を1枚にする
こともできます。

被相続人の戸籍収集については戸籍を読み取る知識が必要になるので、
難しい場合は司法書士等にお願いしたほういいかと思います。

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