「はれのひ株式会社」、皆さんご存知ですよね。


振袖の販売、着付け、レンタルなどを手がけていた同社は、今年1月8日(成人の日)に突然休業し、多数の新成人が、まさにハレの日に晴れ着が着られなくなるという前代未聞の事件を引き起こしました。

どんな会社かな?ということで、1/10頃に同社HPの会社概要を見てみると、


●2011年会社設立

●資本金1千万円
●本店所在地は横浜市中区桜木町
●従業員49名
●売上高は1期目8500万・2期目1億1千万・3期目2億8千万・4期目3億8千万・5期目以降記載なし
●事業所は横浜みなとみらい店・福岡天神店・八王子店・つくば店
となっていました。

私は、依頼があれば信用調査の一環として、法人登記・法人所在地の不動産登記・代表者住所の不動産登記の各登記事項証明書を取得して、そこから読み取れる情報に私の知識と経験を加味してコメントを伝えることも行っています。
個人的に、どんな登記がなされているか興味があったので、誰から頼まれもしないのに、自腹で登記情報を取得してみました。

登記情報から読み取れる内容は、次のとおりでした。
■平成23年の設立当初は、「シーン・コンサルティング株式会社」という商号で、福岡市博多区博多駅南五丁目の代表者の自宅が本店所在地
■平成24年資本金を150万円に変更
■平成25年に本店を博多駅前二丁目に移転すると同時に、代表者は横浜に住所を移転
■平成26年横浜市中区桜木町に支店を設置
■平成27年には商号を「はれのひ」に変更し、代表者は住所を横浜市西区みなとみらいに移転

HPの情報と比較してみると、嘘が含まれている(資本金、本店所在地)ことが明らかになりました。

ついでに、代表者の住所(みなとみらいにある某高層タワーマンション)の不動産の登記情報も取得してみると、代表者の所有でなく他人名義でしたので、自宅は賃貸で借りていたようです。

これらのことから、どうも同社の代表者は、嘘をついてでも自分を大きく見せようとする傾向があり、嘘を諫めてくれる人やブレーンとなる人が周りにいないだろう、ことが推測されます。
もし私が今回の事件前に「はれのひ」の取引先から信用調査のコメントを求められたら、上記のことを伝えたうえで、一事が万事なので基本的には信用できないため取引を行うなら少額にとどめるか取引しない方がベターとコメントするでしょう。


しかし、こうした自分や自社を大きく見せる・よく見せる方、実はたくさんいるもんです。何度も見てきました。

まぁ、気持ちは理解できますが、いくらHPや名刺などで見栄えを良くしても登記情報を調べればすぐに分かる(ばれる)ことですので、HP上の過剰表現はほどほどになさったほうがよろしいかと。