それでは安かった話の第2話を話します。

  人間の性格で一旦報酬を上げるとなかなか下げる事が出来ませんよね。しかし、平成14年に報酬が自由化になりました。これで支部長に報酬に関して何を言われても関係ないと思いましたよ。やっと小池百合子さんのようにしがらみから開放されたと思いました。そこで農地法3条許可書の報酬を下げる事にしました。当時は3条許可書の作成は容易で簡単だったんですよ。私は3条許可書代が高いと思っていましたので、報酬をあっさりと下げる事ができました。しかし依頼人は来なかったですね。勿論私が報酬を下げた事など渥美の人は誰も知らなかったから当然ですよ。この下げたことで廃業したライバルの先生より当時は許可書代と登記料で面白い程すっきりとした代書料になり、相手にならないほど、私の方が安くなりましたね。その後、副本申請がだめになり、登記原因証明情報作成代が必要になりました。しかしここでも頭を使い、ある計算方法により買主が払う報酬では、今でも私の方が当時の平成14年の報酬をキープしておりまして絶対に安いですよ。だから今でも田原なんかには負けません。ほんとうに安心して依頼に来て欲しいです。ライバルの先生が私の下げた報酬を知っていたかどうか、領収書を見ていないので分かりません。この先生が平成19年12月末日に廃業するまで6年間ありますので、あるいは知っていたかもしれませんね。当時この先生で登記をしていた大キャベツ農家がいました。その人に一度聞いてみたいと思っています。たぶん知っていても安くはしていないと思います。

以上がヤバいほど安い話でした。

  尚、現在の農地3条許可書の作成は平成22年の農地法の大改革があり、めちゃくちゃ農地法3条許可書の作成が難しくなりました。非常に面倒な場数を踏まなければ申請できないのです。放棄畑があれば必ず草を刈れと言われます。この連絡が結構面倒でして、いちいち依頼人に電話で連絡をしなければなりませんからね。本当に面倒な仕事が増えているんですよ。草刈場が5箇所もあれば依頼人も大変ですよ。私たちも依頼人も本当に面倒な仕事が増えたのです。耕作放棄畑は草を刈らないと許可書が下りません。それよりひどいのは無断転用地があると農地法3条の申請が出来ないのです。簡単な農地転用ならいいのですがね、難しいと許可が下りません。私も依頼人も3倍も4倍も本当にくだらない仕事が増えています。それでも平成14年の報酬自由化から当時の値段で頑張っています。しかし今でも私の事を知らずに田原へ行く人が多いのです。絶対に妖怪退治の宣伝が必要だと思いますね。

 事務所で行政書士の領収書を調べていましたら、大事に保存されていました。この事務所は平成8年に移転してきましたので、捨てる必要などないほど保管場所には困りません。報酬を下げたことが、見事に分かります。いつでも見せますよ。嘘はつきません。「私失敗しないから」

 

  農家に余分な仕事をさせているとTPPは負けます。バカな農業政策ですよ。もっと簡単に許可を下ろして利益の出る農地に仕事を集中させるべきだと思います。今現在依頼されている農地の交換事件がありますが、私有地の竹藪の竹刈に100万ぐらいかかり書類が出せません。細い畑であり耕作しなかったのでいつの間にか竹藪になりました。こんな効率の悪い畑に莫大な金をかける事は出来ませんよ。こんなことぐらい分からないのでしょうかね。農家の人にはどんどん先に進んで行って欲しいですよ。

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