昨日の火曜日、我が事務所に時々このブログに出てくる同級生の伴君が骨董品を見に来ました。実は先週彼の自宅にて、お友達と一緒におもてなしを受けました。今回はそのお返しです。ここで少し伴君の事を話します。伴君の家は広く、さすがに元田原藩の武士だけあって広い武家屋敷ですよ。この家に行くたびに凄いと感心します。伴君もこの頃ではワインに凝っているそうで、ワインセラーを買ったそうです。私も赤ワインが好きで、よく千円前後の純国産葡萄で作られた赤ワインを買いますが、今回は少し高いワインだと思いますが、飲ませていただきました。はっきり言って千円以上のワインは飲んだ事がありませんので、感想を聞かれてもよくわかりませんね。奥さんが色々な手料理を出していただきまして、おいしく頂きました。最後は冷たいひやむぎで晩御飯終了でした。
 私も川で流され、海でも離岸流で流された話などをしまして、危なく生き延びた話などもしました。奥さまは結構興味深く聞いておられました。流された話はこのブログに書いてありますので、これ以上詳しく書きません。


 骨董品を見た後で、掛け軸を見せようと思っていました。伊藤若冲生誕300年で日本中の美術館で若冲展をやっていますので、私も勿論それにあやかり見せようと思いました。伊藤若冲の掛軸は淡彩画の超大幅が1本、極彩色の大幅が1本、水墨画の中幅1本+小幅の4幅対の7本あります。結局若冲は6本見せる事にしました。若冲は1716年から1800年の時代に生きた人ですので、その時代の人で、丸山応挙1幅、と曽我蕭白1幅も見せる事にしました。おっと、やはり崋山先生も1幅見せる事にしました。地元ですからね、見たいですよね。崋山先生の大幅です。
 最初は崋山先生の大幅を見せました。「花見帰りの群像図」です。一瞬の動きをとらえる傑作ですよ。鑑定士の故小沢先生が書いています。
 2本目は何と言っても極彩色の若冲ですよ。この絵を見せるとまず誰が見ても感嘆の声が出ますよ。この時点でニセモノではないと見る人は思いますね。絵の題名は「雪中雙鶏図」、雪の中に二羽の雄鶏雌鶏の絵です。極彩色で描かれていますので、それは見事ですよ。私のおばあちゃん料理長にも見せたところ、あの絵は人間が描いた絵かと言われましたよ。実物をまじかで見ましたので精密に書かれており、神の手で描いたと思ったのでしょね。「凄いものをあんたは持っているのだね」と言われました。本当にため息が出る凄い絵ですよ。後は超大幅の淡彩「菜園群鶏図」を見せました。これも大きいですからね、ひよこも入れて10羽の鶏が描かれています。みんなで数えました。最後の4幅対は小さいですが、ひょうきんな鶏が1羽1羽描かれています。
 次は丸山応挙です。大幅で今描いたばかりの真っ白な紙に、水墨の濃淡で描かれています。仙人になる人が鶴に案内されて山の奥にある楼閣に案内されて登っていく山水画ですかね。桐箱には「仙鶴図」と書いてあります。勿論本物ですよ。これも見せたいですね。
最後は曽我蕭白です。山水画です。蕭白は人物画が多いようです。少し気持ちの悪い人物画ですけどね。私もこの山水の他に人物画の6幅対があります。しかし私に持ってくる途中で5幅対になってしまいました。ちくしょう残念です。
 この山水は宇宙船で他の惑星に降りたような山水画ですよ。本当に皆様に見せたいですよ。渥美郷土資料館を貸してくれー
 




 

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