その後、病室の係りの看護婦さんが来られて、点滴を打たれました。栄養剤が入っていると思います。朝から食事は禁止ですからね、まる一日食事はありませんから、腹が減ると思います。この点滴は手術中も退院の朝までずーとしていました。まるで病人です。昼の1時15分に手術室に向かいました。病室を出て、エレベーターに乗り2階で降りました。そこが手術室です。勿論点滴をぶら下げたキャリーを自分で持って操縦しながらの入室です。入口には、朝病室に来られたワインレッドのナース服を着た3人の看護婦さんがいまして、私に質問をしてきました。名前と手術の内容を言って下さいとの事でした。名前を言って「右腕上腕部の腫瘍削除手術です」としっかりと言いました。はっきり言って何も怖くはなかったです。歯医者の方が怖いぐらいです。しかし手術台が狭かったのには驚きました。すべり落ちるのではないかと思いました。勿論この狭い手術台で私はくつろぎに来たわけではありませんので、狭いからと言って苦言を言ってもしょうがありませんけどね。医者の先生も全員集合しまして、麻酔の先生が、「それでは麻酔を流します」と言われました。あっとゆう間に眠りました。麻酔の先生に1(イチ)2(ニ)3((サン)と言われる前に寝ちゃいました。以後の事は全く憶えていません。手術が終わり、手術台の上で、「川崎さん、手術が終りましたよ」と言われて起こされました。その時、腕が痛いかと思いましたが、不思議に全く痛みはありませんでした。それ以後腕の手術による痛みは全くなかったです。恐ろしいほどのゴッドハンドの医者だったのです。退院時にも痛み止めの薬もなかったですから、患者が痛くないことを知っているのでしょうね。たいしたものです。私が痛かったのは、水抜きの管を挿していたのを退院の日の6日の朝にお弟子の先生が抜いた時だけです。ベリべりと薄いテープを剥がす時が痛かったです。傷中に水がたまることを心配して大事をとったのですが、全く水も出なくケースの中も少しだけ血が入っていましたが、水などは無かったですね。点滴しながら手術室から運ばれてきた後、寝かされましたが、上を見ると点滴が天井の固定された吊り下げ金具にぶらさげられており、腕の管も付けられていまして、全く動けない状態でした。私も動いてはいけないと思いました。自分が健常者なのか、病人なのか、分からなくなりました。夕方6時頃にはおしっこがしたくなり、看護師の男性に尿瓶を持ってきてもらいました。ところが寝ながらおしっこをするとゆうのは、とんでもなく難しい事だったのです。何度もチャレンジしましたが出ません。尿瓶ケースから出してはまたしまい、また出してはしまいの繰り返しです。何回かチャレンジしました。そしてついにその時がきたのです。なぜか出るような気がしました。執念深く実行しました。するとちょろちょろとでてきました。時間を掛けて尿瓶に出しました。なんと700CCも出ました。尿瓶に目盛りが付いていましたので分かりました。結構事務所でもトイレを我慢していましたので、おしっこがたまりやすい体質になっていたのだと思います。まるで色といい、ビールのジョッキをもっているみたいで、私も尿瓶を持ちながら、つい冗談で「かんぱーい」と言ってしまいました。ほっとして安心して冗談が出ました。それからしばらく寝れるかと思いましたが、夜中の12時ごろまた尿意を催しまして、またチャレンジしましたが、すぐ我慢できなくなり、ナースコールボタンを押しました。「どうしました」と聞いてきましたので、トイレに行きたいといいましたところ。すぐ来てくれました。早速点滴をキャリースタンドに付け替えてくれて、ベッドから起こされまして、やっとトイレでおしっこが出来ました。めでたしめでたし。なんのことはない、最初から言ってくださいよ。その後は朝まで眠れました。いやいや大変な経験をさせて頂きました。健康に気をつけて、病院のご厄介にならないようにしたいとつくづく思いました。


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