過払い金返還請求を考えておられる方の中で、信用情報に事故の情報として記載がされて、いわゆるブラック状態となり、今後の借り入れが難しくなるのではないかということを気にされる方が多いです。

これについては、従来、過払い金返還請求を、「契約見直し」というように信用情報機関は登録することとなっており、この登録があることで、将来の借り入れが難しくなるということがありました。

この「契約見直し」の登録が、平成22年4月19日に廃止されています。今後、過払い請求がされた場合には契約見直しの登録をしないこととなり、また、これまでに登録されている契約見直し情報についても、同日付で削除されることとなりました。

これにより、ブラック状態を避けるために過払い金返還請求ができなかった方も、安心して請求をすることができるようになりました。

しかし、ひとつ注意しなければいけないことがあります。過払いになっていると思って請求してみたところ、実はなっていなかった、借り入れが残ってしまった場合についてです。この場合、「債務整理」という情報が登録されることになります。

従来、過払いになっていると思って司法書士に手続きを依頼して、実は過払いにはなっていなかった場合の信用情報には、「契約見直し」と「債務整理」の2つの情報が登録されていました。今回、登録がされなくなったのは、「契約見直し」のみですので、債務整理の情報は登録されることになります。

この点には注意が必要でしょう。
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