いよいよ梅雨も明け、事務所前の木にとまっているセミさんが凄まじくミンミン鳴く季節がやって参りました。
昨日、見た時なんか、数えられるだけで5匹以上いました。
ただ、梅雨が明けると凄まじく暑くなりますが、ジメジメ感は少し弱くなりますね。
梅雨の間は、湿気でズボンと太ももが貼りついてすごく気持ち悪かったですが、それは若干少なくなりました。

で、話は変わりますが、去る7月2日に小倉で第2回目の筑豊支部・北九州支部の合同研修会が開催されました。
前回は、筑豊支部が講師の手配で、北九州支部が会場手配でしたが、今回は北九州支部さんにおんぶにだっこで、筑豊支部は司会だけ格好つけさせていただいた形となりました。
本当に、上野研修部長と北九州支部研修室のみなさん、ありがとうございました。

で、研修の内容ですが、タイトルのとおりで、家族が行う民事信託というテーマでして、まだまだ司法書士にはなじみの浅いテーマですが、講師の先生曰く、これからの大きなビジネスチャンスになることは間違いないと言うことでした。
信託というのは欧米ではよく活用されているシステムですが、なにぶん民法などの基本的な考え方の枠外にあるものなので、逆に民法などの法律になじみの深い我々にはガシッと頭の歯車にはめ込むのが難しい印象も受けました。
しかし、典型的なのは相続トラブルと意思能力が落ちた場合に成年後見だと実質財産の処分行為ができなくなる点ですが、今の民法ではどうしても解決できない種々の問題を解消する大きな可能性を秘めていると感じました。
特に会社経営している方は、後継者への事業承継の対策としては信託は一つの大きな選択肢なんだなとも思いましたね。
総括すると、今までまったく見えていなかった業務に関する勉強となり、とても刺激のある研修となったと思います。
今回は、概論でしたが、一部の先生からは、またもっと具体的な内容でやって欲しいというリクエストもあり、関心の高さが伺えました。

ただ、研修数日後にある先生から一つの疑問が出たのですが、これって司法書士のできる業務なのかという「そもそも論」が出てしまいました。
司法書士は信託契約の受託者には信託業法で違法になるのでできないのは当然なので、これに関わるとすれば契約書の作成やコーディネートだと思いますが、司法書士はあくまで登記・供託・裁判所提出書類作成とそれに付随する業務しかできないので、契約する信託財産に不動産があれば信託登記が必要になるのでできると思いますが、それ以外の場合はどうなんだろうという気が確かにしますね。
この、信託契約書の作成については現在は行政書士さんの方が積極的にやっているという話でした。
ちなみに、弁護士さんは契約の媒介というか実質双方代理になるような事件は好まない傾向があるので関心を持っていないそうです。
たしかに、行政書士さんは「権利義務に関する書類の作成」というのが業務範囲にありますから、これに基づいてやっているんでしょうね。
この一種の業際問題が、司法書士の研修が十分に進んでいない要因の一つかもしれませんし、この点がクリアされれば、司法書士のこの分野の勉強も進むかもしれませんね。

 ランキングに登録してますのでバナーを
クリック一発お願いします
    ↓


司法書士 ブログランキングへ

よろしければこちらも一発お願いします
    ↓

士業 ブログランキングへ