ようやく梅雨も終わりが見えてきましたね。
今回の梅雨は期間は長かったとは思えませんが、早くも台風も来ましたし、台風前の集中豪雨では私の地元の一部地域では避難勧告まで出て、しかも雷が苦手な私としてはすごい落雷で恐くて眠れない夜もありました。
幸い、地元では多少の浸水はありながらも大きな被害は耳にしませんでしたが、きっと全国的には被害に遭われた方も大勢いらっしゃると思います。心よりお見舞い申し上げます。
そんな厳しい梅雨も終わると、いよいよ暑さも本格的になります。
今度は熱中症のニュースが新聞やテレビを賑わすと思います。
是非、皆さんも水分や塩分補給をまめにして、健康にはくれぐれも気をつけて厳しい夏を乗り切っていただきたいと思います(私が一番心配という声もありそうですが。。。)。

さて、久々のブログで前置きが長くなりましたが本題です。
先日、エフコープ生協さんの主催の「やさしい遺言の書き方教室」という講演に、司法書士会から講師として派遣され、お邪魔させていただきました。
元々は司法書士会の重点事業の企画の一つで、私も生来おしゃべりな性格なので、話が来た時に「いいよ。いいよ。遺言のこと1時間くらいしゃべれば良いんでしょ?」みたいなノリで安請け合いしたのですが、準備段階では結構大変でした。
司法書士会から、講演に使うテキストを指定されていて、それが改訂中とかでギリギリまで手元に届かなかったんですね。
支部の事務局に改訂前のテキストがあったので、それを見て準備は進めていたのですが、実際には新しいテキストを当日配布してもらわなければいけなかったので、早く用意しなければと気が気じゃなかったんですが、本当にギリギリセーフだったと思います。
そんなギリギリ状態でもエフコープさんの担当者の方は嫌な顔もせず対応していただきまして、本当に申し訳もなかったですが、それ以上に本当にありがたかったです。

で、講演なのですが、参加されている方は女性が多くて少し驚きましたが、よくよく考えればエフコープさんの事業ですからごもっともですよね。
そして、年齢層が幅広かったですね。これに関してはひょっとしたら、遺言が世代に関係なく身近になったか、もっと身近に感じないといけないという意識が世の中に根ざし始めているのかなと思いました。

講演内容は司法書士会の用意したテキストは「書き方教室」と銘打っていることもあり自筆証書遺言を作ることを念頭に作られているのかなと思われる内容でしたが、私自身は公正証書遺言の活用を勧めたいと考えている立場なので、地元の公証人の先生にお願いして公正証書遺言のチラシを出してもらって配布させていただきました。
また、私の考え方としては、遺言の書き方自体は今回のテキストもかなりわかりやすく書いていますし、巷には遺言の書き方の本がたくさん売られていますので、今回の講演では、そこももちろん説明させていただきましたが、相続人の範囲や相続分、それに具体的な書き方ではなく、実際の(守秘義務に反しない程度ですが)、遺言がなかったがために問題となった事例や、逆に遺言があったがために相続人間の不和を招いてしまったような事例の紹介、そして概念的なお話ししかできませんでしたが遺留分と遺言の関係などに少し比重を置いてお話しさせていただきました。
受講されていた皆様の反応としては、もちろん遺言に関心もっていらっしゃっている方ばかりでしたので、遺言の書き方も本当に真剣にお聞きになっておられましたが、上記の私が比重を置いて話している部分に関しては、少し驚いた様子の方もいらっしゃった気がしました。

そんな中で今回の私の講演で感じたことなんですが、遺言の制度を一般の方々に周知するためにこういう企画をすることは本当に良いことだと思います。それと同時に、或いはその前提として、「相続」をいうものを、もっともっと我々専門家と呼ばれる人間達は情報発信していかなければいけないのではと感じました。
相続とはいつが基準の話なのか、代襲相続とは何なのか、贈与とどう違うのか、どういう時に兄弟が相続人となるのか、「相続放棄」と一般の人が言う「財産を放棄する」とはどう違うのか。
本当の奥が深い難しい話になると思います。単に時間を使って説明すれば何時間あっても足りないテーマだと思います。 でも、相続とは誰もが一度や二度必ず接する人生の一大事件です。
お医者さんのインフォームドコンセントじゃないですが、今は専門家が「よしよし、俺に任せとけ。悪いようにはせんから。」という時代ではなくなりました。
依頼を受ければ、依頼者のために専門家はこれから何をするのか、今何をしているのか、これらを詳細に説明し依頼者に納得してもらわなければいけない時代です。
相続に限ったことではありませんが、一般の方にとって身近な法律に関するテーマは、常日頃から情報発信をしていかないといけないんだと私自身が感じた講演会となりました。

最後に、こういう自己の意識改革ができた機会をご提供いただいたエフコープさんに心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。



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