はじめに申し上げておきます。
私は司法書士ですが、私の受験生時代には司法書士試験の試験科目に憲法はありませんでしたし、登記が中心の仕事上、憲法の勉強をする機会などほとんどありませんので、憲法のことは全然詳しくありません。
自衛隊法も読んだことはありません。
ですから、単なる普通のテレビを見ている勉強していないおっちゃんの発言だと思ってください。

最近のニュースは、集団的自衛権行使容認の閣議決定が近いということと、塩村某さんでしたっけ。その方の受けたセクハラヤジなる議会での不規則発言の話題で持ちきりですね。
後者はともかくとして、集団的自衛権ですが、行使容認の賛成意見や反対意見が、テレビや新聞でいっぱい出ています(私の取っている新聞は反対意見ばっかりですが)。
どっちの意見が全部正しいとか、全部間違っていると言うことはないと思うんです。
どちらの意見にももっともだと思うところもあれば、それはちょっとと思うところもあるんです。
だた、国益とか国際社会での日本の立場からの必要性という点からは、賛成意見の方が私の感覚に合致することを言っていると感じています。
ですから、私はどちらかというと行使容認派なのかなと言う気がします。

でも、どうしても賛成できないのは今の憲法をそのままで、集団的自衛権を行使できる(どこまでの範囲か知らないですけど)と解釈することです。
理由って程じゃないですけど、日本という国は法治国家だから、憲法は守らなければいけないと言う前提があると思ってますので、その上で単純な日本語の問題です。
憲法9条はこう書いてますよね。

  1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
  2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

報道なんかを見ると、今まで憲法9条は「国際紛争を解決する」手段として武力の行使やその目的を果たす手段としての戦力は持たないと書いているんだから、日本が攻められた時まで戦わないと書いている訳でも攻められた時に戦うための戦力を持たないと書いているじゃないんだから、個別的自衛権は認められるし、自衛隊は持てるんだと言う解釈でしょう。
交戦権はこれを認めないと書いてるけど、2項の一部だから「前項の目的を達するため」に掛かると言う意味らしい。
私もそれが正しい読み方だと思います。
でも、集団的自衛権は、典型的なのは自衛隊の艦船の近くに同盟関係のアメリカの艦船がいて、それが攻撃されたら助けにいくのが当たり前だし、同盟関係なんだから日本の艦船が攻撃されたのと同じだから助ける権利がある、ということですよね。
私も助けにいくべきだと思います。

でも、助けるためにやむを得ずにですよ。アメリカを攻撃している国の艦船に鉄砲の一発でも撃てば、それは憲法9条の国際紛争解決のための手段としての武力の行使にバッチリ当てはまるでしょう。
日本語使う日本人なら、そうとしか読めないと思うんですけどね。
なんか、自民党の某大物政治家さんが「いや、この憲法が作られた当時は集団的自衛権なんて概念がなかったんだから、仕方がない。だから行使できるんだ」みたいなことを言ってた気がするんですが、書いてないところをその時代に合わせて解釈するのならわかるんですが、いくら「それは日本が攻撃されたと同視できるから」と言ったところで、わざわざ憲法に「できない」と書いているものをできるわけない思うんですよ。
だったら、憲法のそこの部分は時代に合わないし、その条項が国益に反するんであれば、ちゃんと国会で議論して国民に説明して国民投票を可決させて改正するべきだと思うのです。
テレビを見ていても、その辺の話になると、ほとんどが行使容認の必要論と不要論の中で埋まってしまう気がします。
中には「いや、今の解釈でも集団的自衛権は行使できるんですよ」って言ってる強者がいましたけど、まったくビコーズがないんですよ。

たぶん、今の安倍政権下ではそんな変な解釈をしても、暴走するようなことがないかもしれません。
でも、同じことを鳩○政権が言ったら、国民や識者でさえ指示しますかね。
どんなに長期政権になっても安倍政権が50年続かないですし、これじゃあ次の世代に胸を張って憲法を引き継いでいけないと思うんです。
なにより、我々は、命をかけて国民の生命と財産を守ってくれている自衛隊の人たちに、「憲法にはこんな仕事はできないと書いているけど、できると読めないこともないから行け」と言って機雷の除去に行かせるんですかね。
私はせめて自衛隊の方々の存在と仕事に法律の根拠を持たせて送り出すべきだと思う今日この頃です。。

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