今月第一発目の更新ですが、先月の【覚書】の続きです。

今回は標記のように移行に際しての代表理事の取扱いについてです。

移行前の法人登記には原則として、理事は全員登記されていますから、新たに選任する場合でなければ特に何をする必要はありませんよね。

代表理事はそうはいきません。
理事会を設置していない一般社団法人に移行するのであれば、移行前の理事は当然に代表権を持っていますから、移行後の「法人を代表する」理事になりますけど、理事会設置の一般社団法人に移行する場合(公益社団法人に移行でも考え方は一緒です)、移行後は理事は代表権を持ちませんから、代表理事の就任を証する書面が必要になり、以下のとおりとなりますね。
 ・代表理事の選定を証する書面
 ・就任を承諾したことを証する書面
 ・就任承諾書についての印鑑証明書
 ・代表理事の選定に係る書面に押された印鑑について印鑑証明書

ところで、移行時の最初の代表理事ですけど、移行後の定款に定めている場合が多いようですね。
しかし、定款と言っても、登記に使うものは通常は末尾に「上記は本法人の定款の原本に相違ない」とか認証文入れて、代表理事の記名と届出印の押印をしているものですよね。
こんなものが「代表理事の選定に係る書面」になるのかと言えば、それは難しいようで、この場合は、移行のための定款変更決議を行った社員総会議事録になり、その議事録に押印した印鑑についての印鑑証明書となるようです。

こう考えてみると、前回の監事もそうですが、こと移行の登記に関しては、移行前の特例社団法人だった頃の社員総会議事録が大きな意味を持ちますね。
移行前から手続は始まっているということですね。

さて、決まり文句ですが、【覚書】は私の業務の処理のための勉強結果ですので、鵜呑みにして、間違ってても私の方では一切責任は持ちませんので、あしからず。