2012年 8月の記事一覧

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12年08月28日 15時03分39秒
Posted by: arimatsu
前回の更新で、特例社団法人の移行の登記での役員の取扱いについて2回ほど【覚書】を書くと言ってましたが、その前に書くネタができましたので、今日はそちらの方を書きたいと思います。

昨日ですが、本年度第3回の筑豊支部勉強会を行橋市で開催いたしました。
普段、事務所を早仕舞いして筑豊各地を飛び回って設営している私としては、地元開催は本当にありがたいです。
たまには、こういう地元開催で楽をさせてもらうと、次回の鋭気を養えるというものです。

さて、今回のテーマですが、現在、福岡地裁管内の裁判所では、司法書士が書類作成して申し立てられた自己破産や個人再生は比較的弁護士代理に近い取扱いをしてもらえるということは我々の世界ではよく知られている話なのですが、これが当たり前ではないという問題定義が福岡県司法書士会の会員専用の掲示板に今年の初めくらいだと思いますが掲載されました。
もちろん知られていることではあるのですが、今一度この点を再認識をする必要があるのではと考え、この書き込みをされた先生にお願いして、ご講義をしていただきました。

研修では、タイトルのとおりの48都道府県すべてではありませんが、全国各地の地裁の運用を教えていただきました。
感じたこととしては、「他の都道府県では司法書士の書類の取扱いに厳しい所がある」ではなく、むしろ「福岡のような取扱いが特殊」だということでした。
司法書士は結構「法律家」のような顔をしていますが、全国的にはまだまだ「代書屋」であり「所詮は司法書士」のようです。
どっちが正しいのかは別として、弁護士代理であろうと司法書士の書類作成だろうと純粋な意味での本人申立てであろうと、申立書の内容や出来が一緒であれば取扱いが同じであるべきものが、地域によって弁護士代理だからどう、弁護士代理じゃないからこうと取扱いに違いがあるのは違和感を覚えました。
なんで、こういう状況になっているのかという話もありましたが、今の法曹業界の厳しさを垣間見る話でした。

また、これとは別に司法書士の簡裁代理権の「140万超え」の問題も説明されました。まだ決定的な判例も出ていない問題ですが、一つ言えることは、いろんな説のあるこの問題を、きちんと勉強して、自分がどの説を採るのか明確に立場を決めておかなければいけないと言うことでした。

こうしてみると、まだまだ我々は(っというか「私は」と言った方が良いかもしれませんが)勉強も足りないし、経験も足りないと痛感した研修でした。
12年08月23日 11時10分13秒
Posted by: arimatsu
今週、筑豊支部の研修部会が開催されました。
今年度に入って研修事業はまだ2回しかしていませんが、企画の方はもう終盤に差し掛かっています。
是非、最後までテンションを下げずに会員の皆さんにとって良い物を落としていきたいですね。

さて、本題です。
民法法人の移行の期限が近づいております。
年を明けたら、案件が出てくるかも知れませんね。
で、仕事が来た時にそなえて勉強しているのですが、気になることが一つ。

特例社団法人の監事は一般社団法人(公益社団法人でも一緒だと思いますが)に移行した場合、移行後の一般社団法人の監事とみなすという規定が整備法にありますが、特例社団法人の段階では登記をされていません。
では、移行の段階でどのような登記手続を踏む必要があるのかとなりますが、基本通達では申請に基づき、その就任年月日を登記することとなるそうです。
そのための添付書類としては、選任時の社員総会議事録等の選任を証する書面と、就任承諾書が必要のようです。

考えてみれば「そりゃそうだろ」というようなことですけどね。
あと、もう一つ移行について気になる論点があるのですが、それはまた後日としましょう。

【覚書】は私が業務の中で気になったこと等を調べた結果に過ぎませんので、間違っていても一切責任はもちませんので、あしからず。
12年08月08日 15時57分38秒
Posted by: arimatsu
先週、『ダークナイトライジング』を見に行きました。
クリスチャン・ベイルが主演するバットマンのシリーズは、私にとっては結構お気に入りのシリーズでして、今回も楽しみにしておりました。
今回はなんと2時間45分というゴッドファーザーなみの長丁場の映画となりましたが、その時間の長さを感じさせない、最後までテンションの落ちない、すごくおもしろい映画でした。まあ、私が好きだからそう感じるだけかも知れませんが…
内容にはあえて触れませんが、ただひとつ、見る方には今までのシリーズの『バットマン・ビギンズ』と『ダークナイト』をDVD等で必ず見ておくことをお勧めします。今回の映画は前2作のまとめという印象が濃いので、前のシリーズを見てないと意味のわからない所が多く(説明っぽいくだりはありましたけど)、おもしろさが4割減くらいになりそうでした。

話は変わりますが、新不動産登記法が施行されて、さらにオンライン申請の添付書類の特例方式が採用されて結構な月日が流れましたね。
当時は、オンライン申請の登録免許税が下がるということで、いままでパソコンは一切触らなかったにも関わらず、急遽PCフルセットと司法書士用のシステムを購入して、とにかくオンライン申請だけはできるように体制を整えた先生も多いと思います。
私の回りにもそう言う先生は大勢いらっしゃいましたし、私の方で機種を選定してPCを購入していただいた先生も何人かいらっしゃいます。
で、私の方でセットアップして、なんか困ったことがあったらWindowsのリモートアシスタンスで遠隔操作でサポートしたりして「どこかの業者かよ!?」みたいなことまでしていました。
で、2年経ち、3年経ちしてくると、仕事で使っているPCというものは1日中電源入れっぱなしですし、我々の職種ではオンライン申請だの電子署名だの妙に負荷の掛かる作業をしているものですから、寿命も短く、しかもそういう皆さんは同じ時期に同じ機種を買っていますので、やはり同じ時期に同じような症状のガタが来はじめます。
実はそれが今の時期でして、とりあえず明らかに壊れたPCを皮切りに皆さんにはPCを買い替えていただきまして、最近になって一通りセットアップも終了しました。
私は別にPCの専門家でも業者でもありませんから、わからないことも多くてちょっと面倒な作業ではありますが、それなりには同業者の先生にも感謝していただけているようなので、悪い気はせずサポートさせていただいております。

まあ、こういう先生方の中で私の方はと言うと、私は10数年前の開業当初からPCで仕事してましたし、ヒマな時はネットで遊んでましたので、そんなにはオンライン申請で「産みの苦しみ」のようなものはなかったんですけど、一つだけ仕事をする上で大きく影響を受けた物がありました。スキャナです。
不動産登記特例方式のオンライン申請では、原則として登記原因証明情報の写しをPDFファイルでデータ化して申請しないといけませんが、通常書類に印鑑を押した物である登記原因証明情報をデータとして写しを作るわけですからスキャナが必須です。
このスキャナが私の事務所ではペーパーレス化を大いに進めました。
私の事務所では、完了した仕事で今後の参考になるような資料や危険回避のために保管しておいた方が良さそうな資料はコピーなりなんなりの形ですけど取っておいています。これが結構かさばるもので、事務所のかなりの空間を占拠しておりました。これからも増え続けるのかと思っていたのですが、原本で補完する必要のない物、つまりコピー程度の資料であればスキャナでデータ化して保存しておけば、何十年も保管する必要はなく即シュレッダー行きにできるので、大幅に紙資料は減りました。
もちろん、データというのは何かのトラブルで破壊されれば一瞬でパーですから、バックアップ等はかなり気を遣いますけどね。それでもメリットは十分にあったと感じています。
これからも我々の業務の中でPCは思いも及ばないようなソフトや周辺機器が登場してどんどん便利になっていくのかもしれませんが、一方で便利になればなるほどそれを操るための知識は複雑になっていくことでしょうね。
私自身は自分に必要な範囲ではまだPCを使いこなせているんだと自負していますが、いつの日か立場が逆転してPCに使われる日が来るのではとちょっと不安を感じている日々です。

ところで、話は冒頭に戻りまして、ダークナイトライジングですが、「ライジング」というくらいだから、雷が鳴ったり、あるいはバットマンから電撃でも出るような武器でも登場するのかなと思ったんですが、どうやらライジングとは「登る」という意味みたいです。
たしかにこのシリーズのテーマですもんね。
「人はなぜ落ちるのか。這い上がるためだ。」
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