2009年 10月の記事一覧

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09年10月22日 17時32分02秒
Posted by: arimatsu
今日は、このネタを避けては通れないでしょうね。
ここ2・3日新聞を賑わせている弁護士、認定司法書士の過払い請求事件に関する申告漏れ騒動ですが、我が福岡県司法書士会でも大問題となり、会長から厳しいお達しの回覧が回ってきました。
正直とんでもない話だと思います。
司法書士としてというより、日本人としての納税の義務の問題ですからね。
銭を儲けたらその分税金を納めるのは当たり前のことですし、その税金が高いとしても、誰かが決まりを変えるまではその決まりを守る。ましてや司法という仕事に関わる我々なら言わずもがなだと思っていましたが、報道された数字を見る限り実際はそうでもないようですね。
前にも広告がらみで書いた気がしますが、私は広告を打ってまで過払い事件を集めるようなスタンスは取っていません。もちろん依頼が来たら正当理由がない限り断りませんが、それは他の内容の仕事と同じレベルで、司法書士は原則として(簡裁代理を使う仕事については例外があるみたいですけど)正当理由がない無い限り依頼を断れないと法律で書いていますから、引き受ける程度です。
最近の過払い請求の仕事の性質には少し疑問を感じていました。
自分が簡裁代理権を取得して、債務整理の仕事に手を染め始めた当初、依頼を受けて過払いが発覚した時は冷や汗ものでした。
前にも書いたことがありますからそこらへんの話は割愛しますが、3年くらい前のシティズ判決が出た直後までそんな状況が続きました。
私のそれまでのスタンスはグレーゾーン金利で契約しても、本人はわかって契約書に印鑑押しているのだから、道徳的には約束した金利でちゃんと払うべきで、ただ本人が破綻して法律職の人達に債務整理を依頼したら、債権者側にはキチンと与信調査せずに契約書にハンコを押させた責任もあるのだし、その人の生活を再建するためにも過払い金の返還も含めて利息制限法での引き直しやその他債務整理に協力すべきで、その為に引き直されるリスクを負ってグレーゾーンで貸しているのだと考えておりました。
ですから、貸してもらった金を踏み倒して、その上で金を払ってもらうということで、感謝とは言いませんが、債権者には依頼者の生活再建の協力をしていただいているという意識があったと思います。
それが、シティズ判決が出て貸金業法が改正されて、認定司法書士なら誰でも取り戻せるようになり、しかもこの仕事は金になると言うことで、広告がバンバン飛び交い、報道でも取り上げられるようになって、社会に「過払い」というものが認知されました。
もちろん、それで助かった人がたくさんいたことは確かですから、意義があったと思いますし、この仕事がお金になることは悪いことだと思いません。司法書士だって商売ですからね。仕事したらそれに見合う報酬をいただくべきです。よく、過払い請求の依頼をしたら報酬でほとんど取られて手元に残らなかったなんて話を聞きますが、個別の案件でキチンとした説明と適正な報酬額だったのかどうかは別問題ですけど、そういうこともあると思います。でないと、そもそも支払うだけのその他の債務整理で報酬がいただけないことになってしまいます。
ただ、私が見ていて不快に思ったのは、当たり前のように「お金が返ってきますよ」みたいなキャッチフレーズや、まるで数年前の消費者金融のようなCMとか、正直品を疑うようなもの。極めつけはCMじゃありませんが某国営放送で「消費者金融に返済していたつもりが貯金していた」といった感じの表現があって、依頼した場合の報酬の相場まで放送していたのを見て、これはあんまりだと思いました。
国営放送なのにこの番組にはスポンサーでも付いているんじゃないかと思いましたからね。
そして、その過払いビジネスにもかげりが見え始め、とうとう今回の騒動です。
まるで焼畑農業です。
申告漏れとか脱税と言って良いのかどうかはわかりませんが、納税に関しては法律職の職業倫理ではなくて、個人のモラルの問題ですが、債務整理の先駆者の先輩方がある意味命懸けで作ってくれた「過払い」という仕事のノウハウを、依頼者にとってはお金が降って湧くような、司法書士にとっては荒稼ぎの道具なるような世間への認識の広め方をした人に責任はないのでしょうかね…
昨日ですが、まったく司法書士と関係ない知人の方から、「新聞で見て今司法書士が大変なことになっているけど、あなた大丈夫だろうね。過払いでなんかしてない?」とか心配してお声を掛けていただきましたが、情けない話です、まったく。
09年10月15日 18時35分07秒
Posted by: arimatsu
最近、デスクトップパソコンの処理速度が落ちてきました。
デフラグ(ハードディスクの最適化)なども試してみたのですが、どうも効果はなかったようです。
おそらく、もう限界なのでしょう。
素人さんが家庭用パソコンとして使うには申し分ない速度はまだ出ていますが、私のようなパソコンの性能の限界に挑むような使い方をして、しかも仕事でも使うような状況では、そろそろ別れを言う時かなと感じてきました。
クラッシュしてからでは遅いですからね。
今回のPCは購入して3年半、前回のPCが5年使えたので、少し早いなと思いましたが、よく考えたら今のあらゆるもののデジタル化と光回線になってネットでの大容量データのバンバンやりとりする時代になって、それに伴うパソコンへの負荷を考えたら、いくら時代と共に性能が上がっても耐用年数は短くなるのはやむを得ないのかも知れません。
近年まれに見る貧乏な時代に痛いのですが、買い換えることに決めました。

ところで、今回買い換えるに当たって気がついたことが一つあります。
自慢じゃないですが、よく人様から「ふとっさんパソコン詳しいね」とか「どこで習って詳しくなったの」とか言われます。
確かに、同業者の中ではソコソコ詳しい方でしょう(あくまで「ソコソコ」です。上には上がいくらでもいます。謙遜ではなく…)。
でも、誰かに習ったわけでもなければ、独学で勉強したわけでもありません。
完全に我流ですから、すごい基礎的なパソコン用語を知らなかったこともあります。
じゃあ、なぜソコソコ詳しいのか…解りました。
調べてるんですよ。相当。
今使っているパソコンのCPUはPentium4ですが、この頃の時代はCPUの名称とクロック数を見れば性能は大体解りました。今はCore2DuoとかCore2QuadとかAthlonとか名前だけではよくわからないし、クロック数が低くてもコアが多いから、クロック数の高いPentiumよりも早いとか、よくわからない状況になっています。
もう、買うと決めてから調べた調べた!
現在のCPUのランク表を見つけ、さらにCPUごとの特徴の説明を探し、最近のメーカーの評判、特に自分がよく買うメーカーの評判(ちなみに前からあまり評判の良くないメーカーでしたが、さらに評判悪くなってて、しかも商品のラインナップが異常に減ってたので、ひょっとしたら撤退するんじゃないかと言う気がして今回は別のメーカーにしました)を確認し、気になる機種を見つけたらメーカーに問い合わせて、問い合わせの段階でメーカーの対応の印象もチェックです。そしてこれぞというメーカーを探したら、ダイレクトショッピングの注文の段階で中のパーツ構成をいじくり回して、表示価格がまったくの無意味化するくらいにして注文です。
これだけがんばっても失敗する訳ですけど、やれることはやったという感じです。
普通の人は、店頭に行ってパソコン屋さんや家電屋さんの専門用語の多いよくわからない話を聞いて、実質言われるままにお勧めの機種を買って、解らなかったらサポートに電話して応対に悪さに腹を立てて終わるというパターンだと思います。
買う段階で、お金以外にこれだけやることに違いがあるのですから、そりゃ詳しくなりますよね。
最近は家庭用パソコンを使う目的のほとんどがインターネットだと思います。パソコン持ってて何にもできないけど、メールとネットで検索してホームページは見ることができると言う人が多いと思います。ここで自分がちょっとでも気になることを本と検索で徹底的に調べれば、パソコンでドンドン詳しくなると思います。
良く言われるのが「どうやって調べればいいの?」とか聞かれたりしますが、その段階でアウトですよね。調べ方も自分で調べてこそ上達するってもんです。
ちょっと下品な話ですが、パソコンあまり詳しくないのにエロサイトだけは見事に調べ上げる人が良くいますよね。私が見ても「よくこんなところ見つけたね」と感心するくらい見つけます。言わばあの情熱です。

結論でと何が言いたかったかといいますと、パソコンを上達するには「パソコンは習うより慣れろ」と良く言いますが、「パソコンは習うより調べろ」と感じましたということでした。
09年10月08日 16時57分01秒
Posted by: arimatsu
少し前の話になるのですが、今月頭に筑豊支部の第5回の勉強会を開催しました。
テーマは「法人登記の役員変更」です。
法人登記は司法書士試験でも出題数が少ない事もあってか、需要があるにもかかわらず苦手とする司法書士が多いのではないかと企画してみました。
講師の先生は今後の実務にもそのまま使えるのじゃないかというような素晴らしいレジュメを作成してくれ、講義もレベルが高くそして受講者の興味を引くようなお話をしてくれました。
法人登記は商業登記のように手続のルールが一定していませんし、昨年末からは一般社団・財団法人というあらたな形態の法人も生まれ、どんどん奥の深い分野になっているような気がします。
そんなことを考えていたら、今月の登記研究(登記業界の定番の情報誌です)には法人登記に関する神崎満次郎先生の連載も始まりました。
ひょっとしたら、これから法人登記のちょっとしたブームが起こるんじゃないかという予感がする今日この頃です。

ちなみに私の予感はほとんど外れますけどね。
09年10月06日 10時12分37秒
Posted by: arimatsu
先日、地元で法の日の無料相談会がありました。
私の地元では予約の相談が5件、飛び込みは0件でした。
数は少なかったですけれども、最近は難しい相談が多いですね。
テレビや新聞では債務整理や過払いに関する広告が未だに乱発しておりますが、時代は序々に動いているようで、相談を受ける側としては登記と債務整理の説明をできれば十分という事は無くなったように思えます。
しかし、それでも他の相談員の先生方の応対を見ていると、皆さん本当に勉強されているなと思いました(逆に私は不勉強を恥じるばかりです)。
司法書士会では、この「相談」という分野にかなりの力を入れているようです。
私が開業した頃も年に1回か2回は無料相談会をやっていました。
しかし、その頃は、開業した私もいきなり相談員にされ、何の訓練もなく、ぶっつけ本番で相談者の話を聞いてアドバイスしていたように思います。
それが今や総合相談センターなる部署が作られ、福岡県司法書士会ではその運営のために支部が再編され、新人に対してはいきなり相談を受けさせず、まずは他の相談員と同席だけにしてある程度経験を積んでから相談員になるようです。
いや、本当に至れり尽くせりといった感じです。
ただ、これだけ「相談」というもののために、異常ともいえる事業を展開しているのに、なぜか最近は相談過誤の問題も多いみたいです。
どうしてなのか、興味深いです。
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